バイク

SYMスクーター鍵作

SYMスクーター国立市、久々にSYMの鍵紛失です。過去のデータを見る。K版がフィットする。5枚中、なぜか1枚だけデプス刻印がありました。シートの鍵はすぐ完了。イグニションで廻らない。シリンダーが沈むときにキーヘッドが当たっていることが判明。首長ブランクでカットし直します。それでも廻らない。ちょこっと細工が必要なのかな?やはりそうでした。外国製なので、何件かの鍵屋さんに断られたようです。お客さん、シャッターキーはいらないと言います。見たことない形状です。台湾シム在庫で似た形状のシャッターキーを加工すればいけそうです。トライしてみたかったが、ここで終了。バイク屋さんで購入するときに、「とにかく一番安いバイクでいい」と言ったら、symを薦められたそうです。値段重視となれば、台湾製シナ製が第一候補に挙がります。すでに台湾製バイクは大分増えていますが、今後シナ製バイクも増えるのでしょうか。そういえば、先日、中国製ロンシンなんていう初耳メーカーのバイク鍵作依頼がありました。前日に大手鍵屋に依頼し、\20,000オーバーを提示されたそうです。でも作業員が長時間格闘の末ギブアップしたとのこと。現場が渋谷なので、師匠に丸振り。イグ、タンク、シートが1本の鍵とは思えないほど、素読み配列がバラバラで苦労したそうです。最終的に全てインプレッションで鍵を1本に統一したそうです。師匠、久々に面白かったと言っておりました。china品質のシリンダーは、鍵屋に高いインプレッション技術を要求するみたい。

シグナスX紛失カギ作成

シグナスXヤマハ シグナスX 125ccスクーターのカギ紛失。バイクの鍵作はご無沙汰している。4月からとんと少なくなっていました。カギがシートの中にあるかも知れないので、バイク屋さんに持ち込んだそうです。シートは開いています。鍵穴でなく、ワイヤーを引っ張る開け方、手順を一通り聞いたことはあります。でも鍵師としては、そういう開け方を覚える気はありません。現場でそんな作業を見せるということは、泥棒の手口を見せることでもあります。スタイルのかっこいいスクーターだと思いながら、作業開始。yamahaシャッター一体幸いなことにシャッターキー形状が一致する、一体型のブランクがあります。いつもは、メカキーとシャッターキーをセパレートで作ります。日本製の一体型だと、部材が高いので、仕入れていません。在庫している輸入物レプリカだと、ブレードが一致しても、シャッターキー形状がいつも異なりました。一体型キーをお渡しできて、お客さんも嬉しいし、私も嬉しい。今日は夏のような暑さですが、バイクが屋根下だったので、助かりました。涼しい上に、鍵穴に直射日光が当たりません。作業が終わったところで、GMCのインロックが入りました。今日は好循環、作業が終わると次の緊急というサイクル。入れ食い状態の一日でした。トラブル系鍵屋の醍醐味を味わえました。

台湾ヤマハFI125合鍵

4CクローンキーマジェスティFI125は台湾ヤマハ、日本製に125ccマジェスティはありません。イモビライザー搭載バイクの合鍵作成です。日本ヤマハのブレードは1種類ですが、台湾ヤマハだと、同溝ショートか逆溝ショート、どちらかになります。クローンコピーしたTPX chipを格納する、JMA製ヤマハのブレードは日本ヤマハ用のみ。残念ながら今回は逆溝。メカニカルキーとchipを収めるヘッドが別体になります。ヤマハブランクのブレードを切り落として、ヘッドとメカニカル合鍵をリングでつなぎます。イグニションとchipの距離が少し離れるので、電波送受信が上手くいくか実車で確認してみます。
マジェスティFI125warning赤ランプ消灯、immobilizer右の矢印点滅も消灯。エンジンがかかります。made in spainのJMAブランクに日本代理店はないので、海外輸入になります。トランスポンダーコピーマシンはmade in turkey,UKの代理店で購入しました。今は翻訳ソフトがあるので便利な時代ですが、それなりの英語読み書き能力は必要です。2000年開業当時、海外サイトで購入するために英語力が要求されるなんて、想像だにしていなかったことです。登録用テスターやトラポンブランクなら、日本にも代理店はあります。以前から不思議に思うこと、イモビの世界において、なぜ技術立国日本発のメーカーがないんでしょうか?英語圏の市場に比べれば、日本市場が小さいからなんていう話を聞いたことがあります。でも豊かな中産階級が多く、1億人以上いるのだから、ヨーロッパのどの国よりも人口は多いのです。火事場泥棒国家ロシアを除いて。ホワイトカラーの時代にTOEIC600点取った記憶があります。英語、勉強しといてよかった。

ShadowSlasher鍵作製

東久留米市、戸建住宅の駐車場。GWの割にはすいすい走れました。ショッピングモールなど、渋滞の定番箇所を避ける賢さを少し身に付けています。hondaシャドウスラッシャーという初耳の車名。アメリカンな大型バイクです。400ccともなると8枚タンブラーかな、と鍵穴を覗いてみる。従来の5枚タンブラーでした。2000年モデルだからね。鍵作が完了すると、帰巣本能が無意識に働く。ロックスミス脳が早く地元に戻れと指令を出す。シャドウスラッシャー帰り道、玄関のカギ交換だか補助錠を考えているという問いあわせ電話あり。話の内容からして古い装飾錠1ロックのようです。廃盤の錠かも知れない。シリンダーのみの交換はできない可能性がある。電話での回答は推測で価格帯を伝えることしかできない。「見積もりは無料か?」という質問が出た。この質問が出ることが増えている。会話の最初から、この質問が出ると、経験上決まらないことが多い。決まらないケースでは、その他の質問項目が多く長い会話になる。さらに料金をすごく気にしている、という共通点があります。決まったとしても、現場に2回行くことになる。最近は、鍵交換でも数件の鍵屋を現場に呼ぶケースも増えているようです。先日契約した広告媒体の営業マンが言っていました。「見積もり無料を謳って現場に行って決まらないことが多い、と嘆く鍵屋さんが増えているようです」・・リフォーム工事のように数十万という金額なら、何件もの業者に合い見積りを取るのは当然でしょう。でも鍵屋は千円単位の利益を積み重ねる商売。レアな部材で取り寄せになる場合は致し方ない。でも、ありきたりの部材で即交換できるにもかかわらず、出直しが前提となると正直躊躇します。カギスターも今までは見積もり無料を謳ってきました。しかし、比較材料にされてるだけかと思える現場もちらほら出てきました。今後の方針としては、遠方の見積もりは有料、工事が決まれば内金にできる、というスタンスで行こうと思います。

ハーレーFLH1340鍵作

ハーレー77y三鷹市の玉川上水沿いに目立つハーレー、そしてつなぎ姿で作業する人が視界に入った。駅近くの住宅街、袋小路やら一方通行やらで、右往左往。現場まで50mという位置にいたのに、10分以上かかってしまう。よくあることだ。77年式、FLH1340という車種らしい。ハーレーは車種・年式によってエースキーだったり奇妙な形状の刻みキーだったりと、種類が多すぎる。鍵穴に対面するまでは想像もできない。ピック先端が鍵穴奥の壁に接触したとたんに火花がバチバチと散る。先端が黒くなっている。イグでショート?漏電?おっかない。バッテリーを外して頂きました。ハンドルロック機能はない。数年前購入したときから鍵がなく、誰でも自由にON,ACCに回せてしまう。鍵があれば、この動きをロックできます。昨年ハーレーに出くわした現場を思い出します。ダブルホイールというんでしょうか、ブランクだけで内筒が廻ってしまうので、まともにインプレッションも出来ない。オオはまりした挙句、パーツ分解をしました。
FLH1340ようやく合致するブランクを見つけました。産業用ロックのA版ブランク。ブランクは左右対称だけど、片側刻み。例えるならH248のミニミニ版、片側タンブラー。お客さんがスマートフォン画面を見せる。「こんなキーじゃないでしょうか?」車種年式でネット検索した、キーの画像はやはり片側刻み。スマートフォンを巧みに操作する様子を実際に見たのが初めてなので驚きました。カギスターは外出時にまでネット環境が必要だと思ったことがありません。お客さんは整備の仕事柄なのか、役立っていると言います。これはジェネレーションGAPなのかい。仕事中、お腹の調子が悪くて、断続的に下腹部が痛みます。耐えろ耐えろと言い聞かす。これがなければ鍵作日和を満喫できたはずです。キャップが邪魔なので、バイスグリップが使えない。30年以上前なのに、予想外に精度が高く、時間がかかります。タンブラーは5枚だし、たいした作業ではないのですが、やはりあちこちの鍵屋に断られたそうです。まあ、大ハズレの場合もあるので、リスクを考えてしまうのも当然でしょう。

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