バイク
日が暮れた頃、カワサキZX-10Rが事務所に到着しました。イモビライザーの合鍵作成です。メインキーを紛失して、サブキー1本だけ持っています。メーカーに問い合わせたところ、シリンダーとの一式交換で\50,000くらいかかるとの回答だったそうです。サブキーだけ持ち込むとの話でしたが、当店では実車で乗ってくるようにお願いしました。キー形状によっては、イグニションバレルからの電波がヘッド内ICチップに届かないことがまれにあります。周囲が暗く、実車の撮影はできませんでした。バイク乗りでない私でも、えらく格好いいバイクだなと思います。
トランスポンダーコピーマシンでチップデータを読むと 4D 62でした。4Dはデータが一部暗号化されているchipです。TPX chipにデータをコピーしてクローンキーを作成します。JMAのカワサキ用ブランクも現在は在庫しています。kawasakiは初めてでした。yamahaとの違いはデータをlockしなくてもエンジン始動できるのだとわかりました。お客さん、どうやらバイクを手放すつもりのようです。買取店に出すか、オークションに出品するか検討中。サブキー1本のみだと、落札されずらい、もしくは値段を叩かれるという実情があるのだそう。ちょうど夕立が来たところ、ご足労頂きましてすみません。雨が強くならないうちに、ぶっ飛ばして帰る様にすすめました。
7月 29, 2011 7:10 PM|
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国立市、久々にSYMの鍵紛失です。過去のデータを見る。K版がフィットする。5枚中、なぜか1枚だけデプス刻印がありました。シートの鍵はすぐ完了。イグニションで廻らない。シリンダーが沈むときにキーヘッドが当たっていることが判明。首長ブランクでカットし直します。それでも廻らない。ちょこっと細工が必要なのかな?やはりそうでした。外国製なので、何件かの鍵屋さんに断られたようです。お客さん、シャッターキーはいらないと言います。見たことない形状です。
在庫で似た形状のシャッターキーを加工すればいけそうです。トライしてみたかったが、ここで終了。バイク屋さんで購入するときに、「とにかく一番安いバイクでいい」と言ったら、symを薦められたそうです。値段重視となれば、台湾製シナ製が第一候補に挙がります。すでに台湾製バイクは大分増えていますが、今後シナ製バイクも増えるのでしょうか。そういえば、先日、中国製ロンシンなんていう初耳メーカーのバイク鍵作依頼がありました。前日に大手鍵屋に依頼し、\20,000オーバーを提示されたそうです。でも作業員が長時間格闘の末ギブアップしたとのこと。現場が渋谷なので、師匠に丸振り。イグ、タンク、シートが1本の鍵とは思えないほど、素読み配列がバラバラで苦労したそうです。最終的に全てインプレッションで鍵を1本に統一したそうです。師匠、久々に面白かったと言っておりました。china品質のシリンダーは、鍵屋に高いインプレッション技術を要求するみたい。
7月 18, 2011 8:19 PM|
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ヤマハ シグナスX 125ccスクーターのカギ紛失。バイクの鍵作はご無沙汰している。4月からとんと少なくなっていました。カギがシートの中にあるかも知れないので、バイク屋さんに持ち込んだそうです。シートは開いています。鍵穴でなく、ワイヤーを引っ張る開け方、手順を一通り聞いたことはあります。でも鍵師としては、そういう開け方を覚える気はありません。現場でそんな作業を見せるということは、泥棒の手口を見せることでもあります。スタイルのかっこいいスクーターだと思いながら、作業開始。
幸いなことにシャッターキー形状が一致する、一体型のブランクがあります。いつもは、メカキーとシャッターキーをセパレートで作ります。日本製の一体型だと、部材が高いので、仕入れていません。在庫している輸入物レプリカだと、ブレードが一致しても、シャッターキー形状がいつも異なりました。一体型キーをお渡しできて、お客さんも嬉しいし、私も嬉しい。今日は夏のような暑さですが、バイクが屋根下だったので、助かりました。涼しい上に、鍵穴に直射日光が当たりません。作業が終わったところで、GMCのインロックが入りました。今日は好循環、作業が終わると次の緊急というサイクル。入れ食い状態の一日でした。トラブル系鍵屋の醍醐味を味わえました。
5月 21, 2011 7:45 PM|
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マジェスティFI125は台湾ヤマハ、日本製に125ccマジェスティはありません。イモビライザー搭載バイクの合鍵作成です。日本ヤマハのブレードは1種類ですが、台湾ヤマハだと、同溝ショートか逆溝ショート、どちらかになります。クローンコピーしたTPX chipを格納する、JMA製ヤマハのブレードは日本ヤマハ用のみ。残念ながら今回は逆溝。メカニカルキーとchipを収めるヘッドが別体になります。ヤマハブランクのブレードを切り落として、ヘッドとメカニカル合鍵をリングでつなぎます。イグニションとchipの距離が少し離れるので、電波送受信が上手くいくか実車で確認してみます。
warning赤ランプ消灯、immobilizer右の矢印点滅も消灯。エンジンがかかります。made in spainのJMAブランクに日本代理店はないので、海外輸入になります。トランスポンダーコピーマシンはmade in turkey,UKの代理店で購入しました。今は翻訳ソフトがあるので便利な時代ですが、それなりの英語読み書き能力は必要です。2000年開業当時、海外サイトで購入するために英語力が要求されるなんて、想像だにしていなかったことです。登録用テスターやトラポンブランクなら、日本にも代理店はあります。以前から不思議に思うこと、イモビの世界において、なぜ技術立国日本発のメーカーがないんでしょうか?英語圏の市場に比べれば、日本市場が小さいからなんていう話を聞いたことがあります。でも豊かな中産階級が多く、1億人以上いるのだから、ヨーロッパのどの国よりも人口は多いのです。火事場泥棒国家ロシアを除いて。ホワイトカラーの時代にTOEIC600点取った記憶があります。英語、勉強しといてよかった。
5月 14, 2011 9:20 PM|
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東久留米市、戸建住宅の駐車場。GWの割にはすいすい走れました。ショッピングモールなど、渋滞の定番箇所を避ける賢さを少し身に付けています。hondaシャドウスラッシャーという初耳の車名。アメリカンな大型バイクです。400ccともなると8枚タンブラーかな、と鍵穴を覗いてみる。従来の5枚タンブラーでした。2000年モデルだからね。鍵作が完了すると、帰巣本能が無意識に働く。ロックスミス脳が早く地元に戻れと指令を出す。
帰り道、玄関のカギ交換だか補助錠を考えているという問いあわせ電話あり。話の内容からして古い装飾錠1ロックのようです。廃盤の錠かも知れない。シリンダーのみの交換はできない可能性がある。電話での回答は推測で価格帯を伝えることしかできない。「見積もりは無料か?」という質問が出た。この質問が出ることが増えている。会話の最初から、この質問が出ると、経験上決まらないことが多い。決まらないケースでは、その他の質問項目が多く長い会話になる。さらに料金をすごく気にしている、という共通点があります。決まったとしても、現場に2回行くことになる。最近は、鍵交換でも数件の鍵屋を現場に呼ぶケースも増えているようです。先日契約した広告媒体の営業マンが言っていました。「見積もり無料を謳って現場に行って決まらないことが多い、と嘆く鍵屋さんが増えているようです」・・リフォーム工事のように数十万という金額なら、何件もの業者に合い見積りを取るのは当然でしょう。でも鍵屋は千円単位の利益を積み重ねる商売。レアな部材で取り寄せになる場合は致し方ない。でも、ありきたりの部材で即交換できるにもかかわらず、出直しが前提となると正直躊躇します。カギスターも今までは見積もり無料を謳ってきました。しかし、比較材料にされてるだけかと思える現場もちらほら出てきました。今後の方針としては、遠方の見積もりは有料、工事が決まれば内金にできる、というスタンスで行こうと思います。
5月 1, 2011 7:47 PM|
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