showa棒鍵箱錠メンテ

立川市の築50年以上の団地、依頼されたのはベランダにある物置鉄扉の錠です。showaの棒鍵箱錠 刻印は2250Sとあります。相当前に廃盤になっているはずで、錠前交換となればあちこち加工して汎用レバーハンドル錠取り付けとなります。問題はノブのがたつきで、これが治れば施錠できなくても良いそうです。

ちょうどよいサイズのナイロンワッシャーがありました。ノブのがたつきを解消して、ストライク金具を加工して、鉄扉をきちんと閉められるようになりました。
鍵屋カギスターの現場工事日記
立川市の築50年以上の団地、依頼されたのはベランダにある物置鉄扉の錠です。showaの棒鍵箱錠 刻印は2250Sとあります。相当前に廃盤になっているはずで、錠前交換となればあちこち加工して汎用レバーハンドル錠取り付けとなります。問題はノブのがたつきで、これが治れば施錠できなくても良いそうです。
ちょうどよいサイズのナイロンワッシャーがありました。ノブのがたつきを解消して、ストライク金具を加工して、鉄扉をきちんと閉められるようになりました。
既存の錠はHORI 1694S dimpleキーのトライデントですが、納期が60-80日もかかるということで、刻みキーの1693S引違錠での交換となりました。HORI製品は他社より製品価格が数倍も高いので、汎用引違錠で置き換えられないか検討しましたが、現実的ではありませんでした。このような高級引違錠を選択した玄関引き戸は、やはり高級建具なのだと思います。
シリンダー側もサムターン側も、施錠時には引っ込み、解錠時には突出します。右回しをしながら押し込む動作が必要です。既存1694Sより1693Sは外径が少し大きく加工必要、テールの形状も違っていました。
ロードサービスからの依頼で八王子の現場、バイクのチェーンロックの解錠です。レッドバロンのバーロックBL-10は保険付きの高価なチェーンロックです。事前に調べた通り、ピッキングでは内筒が空回りするフリーホイールです。実際のキーは日産M396に似ています。無破壊解錠には裏技があるようですが、キーを紛失して1本もない状態なので、破断しました。
東青梅のテナントのシャッター錠交換依頼を受付出動、どうやら2個同一のようなので、当初部材取り寄せにしようかと思いました。左側シャッターは施錠状態でかつ裏側がはめ殺し窓で、室内側からは開けられません。ピック解錠を試みるも、シャッター鎌が猛烈に重く、埒が明きません。右側シャッター錠と同一キーだと信じて、右側シャッター錠を分解して鍵作します。作成した鍵で運良く左側鍵穴が左回し180度、解錠できました。右側シャッター錠はバネが欠落したり折れたりしているので、手持ちのKS-9カワカミシャッター錠に内筒のみ移植します。
左側シャッター錠はその後鍵で施錠も解錠もできないので、中柱を外してシャッター裏側を確認したところ、左右ロッドが外れていました。つまりロッドが中途半端な状態であったため、ピックでは重くてまわせず、作成した鍵を回して解錠した途端にロッドが外れたのだと思います。炎天下の長時間作業はきついものがあります。
昭島市、前回は4ヶ月ほど前に同じ部屋を解錠したようです。すでに裁判手続きに入っており、本日は不在の証拠を取るための解錠だそうです。家賃滞納はもう6月に及んでいるそうです。
ポスト郵便物には督促状もあるようで。前回以降、出入りしている気配もないようです。解錠後、警察官が不在を確認、また施錠して引き揚げです。