4月に入り、だいぶ春らしくなりました。ストリームのインロックで珍しくエンドユーザ直の依頼です。お店の駐車場敷地内で、ぽつんと一台目立つ車があります。駐車スペースの枠内でない場所になぜ停めているのか。ここで働く社員の車でした。年式は不明ですが、ウェーブでなく刻みキーです。ピック解錠して、立ち会った奥さんが、車内にあるかも知れないスペアキーを探します。「あるかも知れない」という場合、9割方車内にキーはありません。やはり見つからないようです。鍵作も即可能ですので、了承いただき作業開始。まさに鍵作日和です。読んだ配列より浅い段差でカットしてみてインプレッションしてみます。ここで少し残念なことが起きます。明確な傷が出ているはずのM374の傷がいまいちよく見えない。眼力が落ちた?なんとなく傷が見えるのでルーペで確認して、彫り足します。
買い換えたコンタクトレンズがどうにも相性が悪いようです。最近対象物に焦点を合わせるのに少し時間がかかることがあります。決して老眼が入ってきたわけではないと言い聞かせます。老眼が入ってしまうと、この類の作業は厳しくなるだろうなあ。鍵作は眼力が生命線。眼力が衰えると、10分で完了できる作業が30分いやそれ以上かかるかも知れない。いつまでも出来る仕事じゃないとわかってはいるけれど、とにかく目を大事にしたいです。眼力トレーニング法があるのか調べてみます。
4月 2, 2012 5:21 PM|
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日の出町のショッピングモール駐車場、ミラのインロック。ヘルパーで3秒解錠。毎度のごとくお客さんの前で、キーによる開閉確認を行います。この作業は自分を守るためです。「鍵の開け閉めがおかしくなった」なんていう理不尽なクレームを受けたことがあります。ところがこのキー、運転席ドア鍵穴に入りません。聞くと、お母さんが鍵穴にワイヤーを入れて解錠を試みたらしい。開くわけないのに・・・子どもでなくお母さんがやるか・・・いずれにしろこれは無料サービスではないことを説明します。鍵穴を覗こうにも、シャッターが倒れません。シャッターの真裏にワイヤーがあるようです。細い隙間から異物が一部見えるのだけれど、工具が入らない。力ずくでシャッターを倒すと、破損や変形が気になります。幸い古いミラなので、シリンダー外しまで10分かからないでしょう。
安全策を取り、内張り剥がし、シリンダー着脱を選択しました。ワイヤーをお尻までスライドさせると、シャッターが倒れる。この状態で覗きながら、ワイヤーを掴む、抜く。紫色のワイヤーを取り出しました。お客さん、何もせずに待っていれば、無料で解決できたのに、残念です。
3月 27, 2012 4:38 PM|
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青梅市北部で早朝インロック6時到着。このあたりは霜が降りています。今年の冬は気温が低く、なかなか春が来ません。平成19年式と聞いたので、最終型カルディナに初めて出くわすはずです。M383なのか10カット382なのか。エンジンがかかったままの車を見たところ、どうみても古い型です。おそらく「平成19年に中古で購入した」ということなんでしょう。意味のない情報でした。苦手意識のM383、久々にご対面。ノブ自体ぐらついていて、シリンダーもぐらつく。テンションをかけると逃げる、外れやすい。時間がかかるかも知れない。
右回しして配列読んで鍵作した方が早いか。意外なことに数分で左回し、決まりました。解錠音ガチャ、ハーフ飛ばないよね・・すこし慎重に作業する。昔何度もおおはまりした経験があるM383、現在ではめったに出くわすことはありません。既に現行モデルで採用車種はないはずです。当たりハズレの差が大きいのか、少しは成長したのか。今回は運良く数分でピック完了です。通勤前のインロック、5時台の出動だったのでスイスイ走れました。帰り道はもう通勤渋滞が始まっておりました。
3月 26, 2012 8:25 AM|
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青梅市、吉野梅郷近く、戸建ての賃貸物件です。TOSTEMのCSMサムラッチ錠にshowaシリンダー。この物件に来るのは何年ぶりだろうかと自分のブログを検索したら2010年7月以来でした。ブログは工事ライブラリーとして自分のために役立ちます。当時管理の不動産屋さんはもう閉鎖しましたが、引き継いだ先がまた、少し取引のある不動産屋さんでした。思わぬ縁です。現在鍵交換を含めた管理は大手賃貸管理会社にまかせているようです。管理会社からはセット交換で結構な見積金額を提示されたので、カギスターを思い出し依頼が舞い込んだ、という経緯です。シリンダー供給されていない装飾錠なので、ピン組替で対応すれば断然安く鍵交換できます。なるほど、誰でも出来る集合住宅の鍵交換は、管理会社社員が行う比率が多くなっています。個人がDIY交換することも多くなっています。今後はこのように、鍵屋しか出来ないような鍵交換しか依頼が来ない流れが強くなっていくでしょう。
showa5ピンの組替をしながら、そんなことを考えてしまいました。showa5ピンの子鍵3本セットも在庫が切れました。今後はDAC2移植にしようか。どんどん先細る鍵交換需要は私のような鍵屋にとって、今後収入の柱にはなりえません。鍵トラブルがメインだと、スケジュールがぐちゃぐちゃに振り回されます。緊急出動、キャンセル、別の緊急出動バッティング断り、キャンセル連鎖、深夜出動、・・・若い頃はそれでもがむしゃらに食らい付いていました。しかし最近は自分のペースで落ち着いて出来るスタイルはないものか、と考えている今日この頃です。
3月 22, 2012 12:00 AM|
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春の嵐が吹きすさぶ、少し肌寒い日中です。リフォーム屋さんがマンション1Fテナントのシャッターを鍵で開けます。シャッターを開けると、一戸建て玄関風2ロック、廃業したスナックだそうです。他に入口がない物件なので、U9なら破錠しちゃおうか。鍵穴見るとディスクとわかりラッキーです。上部チューブラ錠をピックしようとしてびっくりしました。シリンダーそれ自体が回転します。固定ビスがないってことですか。デッドが出ていない印象を受けたので、チューブラ錠は後回し。
下部の主錠をピックしたら、ドアは開きました。とりあえずU9の2個同一で交換します。自分で組み替えたU9 TE0同一は常時在庫しており、いまだに時々使います。既存のシリンダーは2個ともに固定ビスそのものがないことがわかり、またびっくりしました。今までどうやって使用していたのか?おそらく主錠のみ使って、チューブラ錠は内締機能のみを使用していたと思います。主錠のシリンダーはツメがケースにはまるので、固定ビスがなくてもシリンダーが回転せずに済んでいました。交換中に、オーナーさんや合流したカラオケ機器リース屋さんの会話の断片が聞こえてきます。「家賃滞納がxxxx」「所有権がxxx」20年ほど営業してきた年配の方、夜逃げ状態の感もあり。不況のあおり、飲酒運転の厳罰化、カラオケやお酒にお金をかけない風潮。水商売の厳しさを感じます。
3月 21, 2012 4:42 PM|
カテゴリー:事務所|
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