US公衆電話エースキー
アメリカ製の公衆電話についているシリンダーはエースキーです。解錠してパネルを開け、通電させたいとのことです。近々のイベントで展示するそうです。お客さんが「機械屋」と言う事務所の中は、ボール盤や電動工具、電気材料などがあります。昨日呼んだ鍵屋は「壊さないと無理」と言って10秒で引き揚げたと聞きました。借り物なので、どうしても壊さずに開けなければいけない・・専用のエースキーピックで30分以上もがきます。内筒は回転しません。お客さんもかなりの機械通なので、専用解錠工具の存在に少し驚いています。
さすが職人、エースキーの構造をネット情報で理解し、さらにyoutubeで解錠の動画を見て勉強したそうです。自作の解錠工具を作ることまで考えたようです。動画では簡単に開いているからといって、すべてが解錠できるわけではありません。エースキーピックは経験上、sentryの金庫についているエースキーは楽々解錠出来ます。でもalpha製のエースキーは開きません。ピンによってスプリングの強さを変えています。一種のピッキング対策です。この公衆電話も産業用機器なので、ピンがノーマルでなくスプールピンでも入っているのかな?今度はブランクベースで自作した解錠工具で再度ピックに挑戦してみます。やはりダメでした。1時間ほどで見切りを付けました。売上は、差し入れの缶コーヒー1本です。