crown金庫ダイヤル解読
奥多摩の入り口あたり、なんと築400年という見事な古民家での金庫ダイヤル解錠依頼が入りました。古民家に到着した瞬間、少年時代にタイムトリップした錯覚に陥ります。少年時代に訪れた亡き祖父の家の光景が脳裏で甦ってきたからです。当初伺った内容は「鍵が回らない、高さが50cmくらい」ですが、2回目のお話では「鍵は回る、金庫の高さはもっとある」となります。鍵が回る、回らないの違いは大きい。業務用で間違いないだろうと判断して工具類を車載します。73年製crown業務用金庫、先日鍵屋のマー坊さんに頂いたオートダイヤラーがついに活躍します。セッティングに時間がかかりました。慣れが必要ですね。
あとはコンピュータまかせでジージーガラガラ音が響きます。金庫が置いてある部屋の鴨居には、いろんな神社のお札がびっしり、仏間に掛け軸もあります。地元の神社からの感謝状の額縁も多く飾られています。亡くなられたお爺さんは、いわゆる地元の名士だったようですね。八百万の神々に見守られながら、ダイヤル解読作業が完了しました。親族のご希望により、わかりやすいダイヤル番号に無料で変更します。3時間弱の待ち時間中、懐かしの掘り炬燵でお食事まで頂きました。ありがとうございます。