戸建要塞攻略at立川市
年に何度か依頼される、競売専門?の不動産屋さんと立川市の現場で再会。齢70くらいか、老後の趣味で競り落としているような雰囲気。築5年戸建、1Fはやはりセキュリティホールなし、要塞と呼ぼう。1F掃きだし窓はシャッターclosed。腰高窓はすべて上下引き違い。高年式住宅はこれが多い。防犯性を考慮してか、単に洋風窓を採用したのか、こういう窓が増えている。代金納付も済んでおり、占有者もいない。玄関TOSTEMシリンダーはどうせ交換するので、破錠してもよい。でもカギスターは破錠が嫌い。シリンダーはユーシン内溝2ロックだから、グラインダーでぶった切れば、それほど時間はかからないかも知れない。しかし、無破壊開けが好き。ここで、伸縮はしご、二度目の活躍。2Fベランダに登頂、掃きだし窓施錠を確認。下山して、工具をひもにくくりつけ、不動産屋さんに持って頂く。荷締めひもの端をもって、また登頂。ひもを手繰り寄せ、工具を引き上げる。クレセントは2重ロック状態ではなかった。2重ロックだとアドレナリンが出る。サブロックがあれば、もっと面白いか、いやはまるか。トステムはやすやすと解決するので、やりやすい。新日軽や不二サッシではNGを何回か経験している。掃きだし窓を開けると、同行した、自称弟子という初顔の不動産屋さんが「すげー」と漏らす。1Fに降り、玄関ドアを開ける。室内はほとんど荷物がなく、完全に引き上げた様子。債務者は「九州に帰った」らしい。景気の悪化が加速する中、今年は住宅ローンを払えず、住宅を手放さざるを得ない人が増えると思う。しばらくして、室内で玄関のカギがみつかった模様。ほーらね、だから破錠は極力やりたくない。不動産屋チームは、どこまでリフォームして、転売するか、キャピタルゲインの話を楽しんでいる。それはともかく、はやく車内改造が必要。はしご常備が必須の潮流だ。