U9 LD鍵なし交換
子供のいたずらで、鍵穴に何やら異物を入れられたそうです。U9の鍵は奥まで入りません。ということは、異物がタンブラーの動きを阻害しているわけです。鍵穴を覗いてみても、異物は見あたりません。見えたとしても、U9の場合シリンダーを外して分解しないと異物は抜き取れないでしょう。面倒なのは、錠がLDSPであること。鍵を差し込めないと、ねじ込み式シリンダーを外すことができません。基本的に、シリンダーを破壊して取り外すことになります。
かなりの旧型U9であることが判明したので、テールピースをガンガン10発ほど叩きました。テールが沈んだのでシリンダーを回せます。お尻の土台部品が半分にぱっくり割れました。あまりにもモロイ。今時シリンダーだと、このやり方で、10分以上かかったことがあります。結局これほど古くて、信頼性のない旧型U9を修理する料金と交換する料金はほとんど変わりません。お客さんに説明して、新品シリンダーに交換完了です。