通用口シリンダー交換
オフィスビル1Fのテナント入居が決まったので、通用口の鍵を交換するよう依頼されました。主錠サムターンは45度回して施錠あるいは解錠するので電気錠として使っていたようです。現在は通電していないので、自動施錠ではありません。トリガーがないので、MIWA AUTかAURでしょうか。シリンダーはよくあるねじこみ式のU9シリンダーです。このタイプはシリンダーを取り付けるにも外すにも、キーを差し込みながらねじ込みます。キーがないので、シリンダーを破錠します。U9 BHの鍵なし交換は面倒だけど、時々あります。
補助錠は旧型のNDRです。これをNDZに変えると切欠穴を広げる必要があります。追加加工をせずにシリンダーを覆うリングを省略しました。リングは過剰な防犯だと思いますので、NDRからの取替えではたいてい省略します。建てつけが悪く、2ロックともにデッドがストライクに強く擦れます。補助錠はスペーサー2mmを1枚かませ、主錠はストライクを削って、解消しました。単なるシリンダー交換だと思い、10分で終わらせて次の現場へ行く予定でしたが、1時間かかりました。初夏の陽気の下、焦りながら仕事をこなしました。