12月2011

ケースハンドルのPR破錠

物置鉄扉11/6/20に解錠した競売マンションの物件、8月に逆マスター対応のPRシリンダーを既に交換しています。販売元不動産からまた連絡が来ました。なぜ?成約したのだが、玄関ドア近くの門扉と物置ドアも鍵交換を要求され、交換が必要になった、というお話です。東村山のマンション通路沿い、玄関から3m離れたところ壁面沿いに鉄扉があります。この物置には気づかなかった。でも毎回作業時には、立ち会った不動産屋さんに「他に交換するところはないですね?」と確認します。売上をupさせるために聞いているのではありません。現場への出動回数が無駄に増えることを嫌うからです。経験の浅い若い社員だと、真剣に受け止めないので、気軽に大丈夫、と答えます。物置の鉄扉はPR 02刻印、施錠されています。これはおそらく玄関と勝手口の同一PRキーだと思います。
ケースハンドル本日は解錠して、キーナンバー指定で発注、後日交換となります。本来は現場出動2回で済むはずなのに、4回出動となりましたね。防火扉などに使われるケースハンドルのLA、チリからサムターンを回せないかとトライします。感触がない。冷静に考えると、2型でしょ。何年鍵屋やってんだ。破錠しかないですね。グラインダーを使えるシリンダーは気楽です。輪切りカットで10分、最速かな。鉄扉を開けると、やはりサムターンはありませんでした。年内の交換は、間に合わないかも知れません。

棒鍵ケースロック見積

旧型PMKたまに仕事をくれる工務店さんから、見積もり依頼。ノブの下にてるてる坊主があると聞きました。玉座ではない?何を言っているのか理解できないので、片道20km、調布の公団マンションへ出動します。昭和40年築、棟の名称がイロハ二ホヘト・・・・とあるのがすごい。玄関ドア錠は、旧型PMK、これは自分たちで交換するんでしょう。誰でも交換できるカギ交換は自分たちで行う。鍵屋に依頼するのは、自分たちで手に負えないか、わからない錠だけですから。ベランダにある公団規格の鉄扉についてある錠は、なんとSHOWA2250と刻印のある棒鍵錠でした・・・当然廃盤。この鍵穴をてるてる坊主と表現したんですね。
SHOWA棒鍵棒鍵と言ってくれれば、通常の価格帯とはぜんぜん違うと回答できたのに。一通り採寸しながら、玉座のHMに交換するイメージ見積もりを行います。業者さんとはいえ、いろいろな加工を考えると\30,000が最低ラインですね。安くあげるなら棒鍵の鍵作を行う手もあります。が、結構作業がやっかいだし、錠ケース寿命が近いようなので、故障でクレームになるかも知れない。加工取付けできちんと見積もったところで、おそらく決まらない。工務店に概算を伝えて、エンドユーザの反応が良ければ、きちんと見積りを出す旨伝えました。うなだれながら帰りのドライブを始めます。今後は、取引先であっても現場写真を取ってもらうようにしよう。鍵交換いくら?という質問は、車を買いたいんだけどいくら?と車屋に質問するのに等しい。でもこれは一般客にも業者さんにも理解してもらえない。無駄足見積もりばかりが続きます。

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