12月2011
連絡が取れない社員の安否確認、玄関ドア解錠依頼です。大きな会社だからでしょうか、会社の総務部門と警備員みたいな格好の方やら、3人が現場で待っています。しばらくして警察官が到着しました。そういえば、今年は仏さんに出くわしていません。解錠する前に、最悪の状況が起きている気配を感じませんでした。スコンと解錠した時刻は、すでに夕刻です。臭いも問題なし。
ブレーカーを上げても電気が点きません。長期間電気料金を支払っていないことになります。ライトで照らす1ルームの室内は、足の踏み場がない状態。ゴミではないですが、リビングも通路も、自転車やスポーツ用品など、趣味や遊びに使うものでぎっしり。先週までは通勤していたそうです。でもこの部屋には生活の実態が数ヶ月ない・・・どういうことか鍵屋が詮索しても仕方ありません。つまり行方不明なんですね。最悪の事態が起こっていたら、鍵屋もすぐに帰れなくなる可能性があるので困ります。とりあえず、ドアが開いたままではまずいというので、施錠して引き揚げました。現代社会、心を病みがちな世相なんですかね。
12月 13, 2011 12:00 AM|
カテゴリー:住宅|
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BMWインロックの現場へ向かう途中、玄関カギ開け依頼が入りました。BMWの現場とは逆方向なので、プレッシャーがかかります。なぜか、件数は少なくてもトラブル緊急依頼は重なります。インロックは3分以内に終わらせたい・・・2000yのBMW528、久々4トラに出くわしました。案の錠、解錠方向へのピックが厳しい。次の緊急現場を考えると、じっくり時間をかけられない。施錠方向ピックして、内筒一発反転にしようかと焦ります。そのとき、先ほどの玄関ドア開け依頼のお客さんから、キャンセル電話が入ります。キャンセルが嬉しく感じることは珍しい。精神状態が全然違って来ます。施錠方向へピックして、とりあえず配列を確認します。そのとき小さなモーター音がしました。反対側のドアをお客さんが「あれ、開いてるじゃん」と開け、助手席のワンちゃんを抱上げます。
その後、車内にあるキーを取り出し、解錠方向を確認します。間違いありません。私は施錠方向にピックした。内筒傾き30度、数秒間キープ。でもモーター音がして、ドアが開いた。このパターン、以前にも出くわした記憶があります。4トラックはピックすると、手前からシャッターのようなタンブラーが上から降りて来ます。このメカニズムがピッキングによる解錠とキーによる解錠の違いを判別している?いや、でもそんなメカニズムのない内溝2トラックでも、同じ現象に出くわした。同業者に報告しても理由が分からないので、むずがゆい気分です。
12月 12, 2011 1:52 PM|
カテゴリー:車|
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不動産屋さんからの依頼。オーナーさんから預かっていたカギをなくしたので、鍵作もしくは交換して弁償することになったそうです。狭山市、廃業したスポーツ用品店。個人商店の廃業は本当に多いですね。残念ながら個人事業の小売業のほとんどは壊滅すると思います。熱狂的に支持された小泉政権が改悪した大店法、もはや日本人はアメリカ流の社会に追随していくことの自覚さえ見られない。その流れの先にあるのが経済的主権を放棄するTPPであります。TPPはペリーが来航した黒船の最終型であると、愛読ブログで目にしました。ほとんどの日本人は、ここに気付く知性も感性も、もはや失っているという事実に愕然とします。奥様は現在、熱海で暮らしており、本日は廃業店舗兼自宅に戻っています。まずは裏口、玄関引戸の召し合わせ錠を交換します。残りは店舗の勝手口ドア玉座の交換とシャッター。シャッター錠は3箇所あるので、鍵作が断然安くなります。ブランクH173を持ってきて鍵作開始しましょう。
そのとき、店内の壁面にぶら下がるカギの束が目に入ります。あー見つけてしまった。シャッターのカギ、勝手口ドアのカギ、倉庫のカギ、レトロな棒鍵、いろいろです。ご高齢の奥様を呼び、カギが沢山あると伝えます。何で気付かないかなあ。幸い、既に交換した引戸錠のカギはありませんでした。引戸錠のカギまで見つかったら、元に戻すことになって、おいらの売上0になったんでしょうか?怖い怖い。閉鎖して8年ほど、今後この不動産をどのように資産運用するのか、相談するようです。着物姿の奥様は、気遣いや振る舞いが見事な日本女性でした。こういう美しい日本人がどんどん減っていく。日本全体が金太郎飴のような街並みばかりになっていく。これが日本人が選択した社会のありようです。現代の日本人は150年前の先人よりも、賢いとは思えません。
12月 11, 2011 6:23 PM|
カテゴリー:事務所|
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8時過ぎ、なぜか携帯に直接電話が入ります。元鍵屋の不動産屋社員の紹介で、出張中のご主人から玄関ドア解錠依頼が入りました。奥さんがベランダに出たところ、小さいお子さんが掃き出し窓のクレセントを閉めたそうです。立川市、マンションの1Fベランダにいる奥さんに声をかけます。この冬一番の寒気が舞い降りた朝、パジャマ姿で待つだけでも辛かったでしょう。玄関ドア錠を1分で解錠し、開けようとしたらドアガードがかかっています。専用工具を持っていれば、これも即解決でしょうが、持っていません。車からモノを取り出し、別のやり方でドアガードを倒します。
こういうケースでは、乳児がワンワン泣いていることが多いです。家の中に入ると、リビングにキョトンとした表情のお子ちゃまがいます。私の顔を見て泣き出しました。子どもから見たら、突然現れた侵入者、怖くなるのも当然ですね。掃き出し窓のクレセントを回し、お母さんがすぐさま子どもを抱き上げます。毎回不思議ですが、小さいお子さんは、クレセントを閉めることは出来ても開けることは出来ません。何よりお母さんがベランダでロックアウトされたということを理解していません。帰り道、元鍵屋の営繕部門社員に報告します。大手賃貸管理会社、不景気もどこ吹く風、毎日忙しいようです。彼の廃業・転職は正解だったのかな。
12月 10, 2011 12:19 PM|
カテゴリー:住宅|
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国分寺市、玄関の鍵は約20年ものクイックセット。上下のチューブラ本締錠は別鍵です。鍵を含めた貴重品を入れたバッグを電車に忘れてしまったそうです。片方だけ交換したいとのご希望。20年ほど使っているのならケース劣化も考えて、セットで交換したほうがいいと思います。が、シリンダーのみでいいとのお話。917ディンプルキーに交換します。ビスがゆるゆるで、シリンダーを固定できない。あれれ、既存はM5、現行シリンダーはM6ビスでした。M6x70トラスの頭小さいねじ・・・レアすぎて、手持ちなし。kwiksetのチューブラ錠セットの箱から同じくゴールドのM6ビスを使いました。もう一作業必要です。お客さんに説明して、サムターンの穴を広げて、M6が通るようにします。
旧型でもシリンダー形状は同じですが、ビスが1サイズ小さいとは知りませんでした。現場は住宅街の狭い道路に駐車するしかないお宅でした。その割には、交通量が多い。作業中、後続車が通り、3度も車を移動しました。安心して作業できません。帰り道、ホームセンターに寄り、同じようなビスを探しましたが、ありません。まいったなあ。
12月 8, 2011 4:15 PM|
カテゴリー:住宅|
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