4月2011
合鍵屋さんからの紹介で金庫の鍵作製。おばあさんの自宅マンションに上がる。前もって「家の中すごいよ」と言われていたが、予想以上のゴミ屋敷。病気がちで、体を動かすのもしんどいようなので、仕方ないか。誰か整理してくれる親戚や知合いはいないんでしょうか。通常、お客さん宅に上がるときにスリッパははかない。でも今回は、はかないと、大変だ。押入れの襖を開けると、UCHIDA刻印の金庫。ゴミ屋敷特有の匂いがするし、なんと言っても作業スペースがない。申し訳ないのですが、早く終わらせて退散したい気分。金庫前に正座できるスペースはある。
工具箱はガラクタの上に置く。工具箱を開くにも、障害物がある。やりづらいことこの上ない。昨日の電話では、ダイヤル番号も分からないという話でしたが、ダイヤル番号表が見つかったそうです。ものすごく嬉しい。番号表とおりにダイヤル操作。この環境でダイヤル探りまでやりたくない。金庫の上に大きな座布団が覆いかぶさっている。これまた幸いなことに、ナンバーから楽にカギが作れるパターン。一度車に戻ってコードマシンでカット。カギが廻る。扉を絶対開けないように指示が出たので、そのまま引き上げます。カギスターにとって、モチベーションが下がる環境は作業スペースがないこと。通常は、ダイヤル番号不明なら、俄然嬉しくなるんだけどね。
4月 5, 2011 9:28 PM|
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先日カギスターを苦しめた戸建物件のカギ交換。新日軽もの玄関シリンダーUR2ロックを交換。勝手口ドアシリンダーも交換指令が出る。MIWAディスクLZ2、ドア中央に網戸があり、網戸枠が飛び出ている。ためにシリンダーは楕円形状。横幅は36、交換するU9 LZ2は横幅44。過去に何度か交換したLZ2はぎりぎりカラーがぶつかることなく取り付けられました。今回はそのままでは取り付けられない。手持ちのディスク子カギに合わせてタンブラー組替をする方法も検討します。3型なので、廃盤シリンダーとはいえ、窃盗団風情にはピックできないでしょう。しかし、u9シリンダーのカラーを削って取り付けることにしました。ベルトサンダーでゴリゴリ削ります。焼入れ鋼でしょうか、切削スピードが遅い。随時錠ケースにあてがい、枠にぶつからない形状になったか確認します。取り付けできるようになったシリンダーは本当に不細工。でも、シリンダーを取り付けると切削面が隠れて、まったく見えません。正解の選択かな。近年の戸建住宅には勝手口ドア自体がないケースが多いです。利便性よりも、セキュリティホールを徹底してなくす防犯設計思想が浸透しつつあります。
4月 3, 2011 9:26 PM|
カテゴリー:住宅|
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八王子、戸建物件を購入したお客さまより入電。「物置のカギ」と聞いたので、イナバやヨドコウのスチール小屋を想像していました。実際は住宅の一画、独立した物置部屋のアルミドアでした。前オーナーが物置ドアのカギをなくしたそうで、ドアは閉まったままです。レディメイド錠のブロンズ色。showaの本締錠と玉座2ロック、5ピンシリンダーの同一キーでしょう。交換が前提なら破錠できるし、短時間で済みます。物置の内部を確認したい、交換するかはわからないとのこと。ドアを前後に揺すり、2ロックとも施錠なのか、1ロックのみ施錠のみか探ってみます。通常はこれで大体推測できます。ところが、どうも感触がつかめません。本締錠とインテグラル錠で、カンヌキとストライクの擦れ具合が違うからか。まずは本締錠をピック。意外と時間がかかる。シビレを切らして、自作のバンプキーを使う。スコンと廻る。解錠方向ではないみたい。キーヘッドをくわえ込む自作アタッチメントで一発反転。次に玉座をピック。showa玉座はISとIXで解錠方向が逆。どっちだろう?当然本締錠と同じ方向でしょう。ピックしやすいのは時計周り。その後、ショットガンで鍵穴一発反転。結局、交換はしなくてよいとのこと。片方のシリンダーから鍵作製すれば、もう片方も廻るはず。交換より安くなりますが、これも見送りです。色つきの玉座は、納期がかかる。破錠した場合、即交換できるのはステンレス色なので、一安心。その後の問い合わせはカギ修理。話の内容からすると、40年以上経った木製引戸のプッシュ栓錠が壊れたと推測。「修理できるか?」との質問。最近こういった”確約”を求める問い合わせが多い。修理できない状態かも知れないのに、電話で確約できるはずもない。40年以上使ったのなら、時代遅れの貧相な錠を取り替えて、利便性・防犯性能ともに優れた錠にするべきでしょう。こういう人は、何件もの鍵屋に電話するタイプ。「絶対修理できます」などと応える鍵屋がいたとしたら、嘘つきである。こういう人、意外とトーク上手なぼったくり鍵屋にだまされるタイプかも知れない。
4月 2, 2011 8:00 PM|
カテゴリー:住宅|
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玄関のカギを自宅周辺で落としたらしく、いくら探してもカギが見つからないようです。八王子の戸建玄関ドア錠は川口技研のサムラッチ装飾錠。勝手口ドアが1ロックなので、こちらを開けてくれとオバサマに言われました。玄関錠を見れば、築20年以上は経っていると分かる。でも、勝手口ドアだけ、やたらと新しい。GOAL5ピンをピックしてみる。決まる気配0。3年くらい前に勝手口ドアをリフォームした、とのセリフをお客さんに聞く。そりゃピック無理無理、バリバリマッシュルーム入ってます。やはり玄関のGIKEN2ロック、5ピンのシリンダーに挑む。ピンシリンダーのピック自体、久しぶり。感覚が鈍っていないか、不安になる。意外と短時間で反時計回りピックできました。解錠方向ではなかったので、鍵穴一発反転。この程度のピッキングで安堵感を感じてしまった。昔は、この程度の技術レベルでほとんどの住宅解錠依頼に対応できたんだよなあ。カギを誰かに拾われたかが不安なので、交換依頼を受けます。上下同一キー、シリンダー在庫が1個しかない。幸いキーウェイが同一。キーウェイが2種類あるので50%の確率だね。片方を新品に交換、もう片方のシリンダーは、新しい子鍵に合わせて、同一組替を行いました。外筒の上ピンを抜いたときに、初めての発見がありました。上ピンを収める穴の深さが同じでない。浅かったり深かったりするのは、スプリングの強度を変えて、ピックをしづらくするため?あまり意味ない気がする。
4月 1, 2011 7:53 PM|
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