8月2010
30年近く経った戸建の玄関ドア。GOALのサムラッチ錠ニースと本締錠のAD、ツーロックです。交換したADのキー配列に合わせて、サムラッチ錠用のシリンダーを組み替えて同一キーにします。5ピンシリンダーは6段差、新S溝のキーウェイ。いまさら気付いたんですが、旧S溝と新S溝では、デプスが0.2mm違う。サムラッチの取っ手を取り外します。裏蓋を外さなくても交換できるのはシャメールだったか。とにかく、このニースは裏蓋を取り外す必要があります。
静かに地べたに置いたつもりですが、サムピースがばらけて、ラッチ連動部品もぴょんぴょん飛び出した。難解なパズル問題が出現しました。かつて初めてこの交換作業をやったとき、元に戻すのに2時間かかって、心の中で半泣きしたことがあります。過去の経験が役立ったのか、今回は触っていくうちに組み立て方をすぐに思い出しました。今の自分には、このパズルがすでに難解でなくなっていることに少し嬉しさを感じます。
8月 13, 2010 7:20 PM|
カテゴリー:住宅|
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電話の内容は「会社のトイレドアを開けられない、女性社員が閉じ込められている」です。GIKENの表示錠はレバーハンドルを下げてもラッチが引っ込まない。室内錠ではよくあるトラブルです。室内用のラッチは耐久性の低いものが多い。使用頻度によりますが、寿命が10年に満たないものもあります。特にGIKENは・。解錠は3秒で終わりましたので、表示錠を取り外していきます。
小判座を取り外すと、不思議なことにレバーハンドルとつながった角芯がありません。取り外す過程で、真鍮の破片がいくつもあったことを思い出しました。なるほど、四角い中空パイプ形状の角芯が金属疲労でバラバラになったのだな、と気付きます。ラッチも壊れているので、新品に交換します。問題は角芯。トイレ錠セットを問屋から取り寄せる時間的余裕はない。そういえば、ハイス空錠の在庫が車にあったはず。同じメーカーだから角芯は流用できるかな。角芯サイズは同じで、中空でもないので、強度も十分です。角芯は溶接されて、どうやら分解できないので、根元あたりで切断して、移植しました。
8月 12, 2010 8:21 PM|
カテゴリー:事務所|
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一見すると、リゾートホテルかペンションのような豪華な建物は、老人ホームです。金庫のドアを閉められなくなったと連絡を受けました。古いダイヤルが故障したのかと思い、ダイヤル在庫を車載しました。高さ150cmの業務用金庫はDELICA LEO、両開きです。レバーハンドルを下げられず、扉のデッドボルトが引っ込まない。ダイヤルを左右に少し回してみます。自由に動かせます。業務用なら、ダイヤルが揃っていれば、左回しは出来ないはず。ダイヤルのデッドが引っ込んでないんじゃない?
ダイヤル番号は控えてあるので、4つの番号を操作したところ、レバーハンドルを押し下げて、扉のデッドが引っ込みました。誰かが、ダイヤルを触ってしまったのか、扉の振動で動いてしまったんでしょう。久々にダイヤル交換かと思っていただけに、拍子抜けです。ダイヤルは滅多に操作しないので、お客さん、ダイヤルが動いたとは想像していなかったようです。ダイヤルの座を外して呼び込み部品をみたところ、磨耗もなく問題なし。30年落ちですので、耐火性は失われています。でも、ほとんどの人が使い続けますね。
8月 10, 2010 7:40 PM|
カテゴリー:金庫|
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八王子市への出動。民族大移動の渋滞に巻き込まれる心配は杞憂に終わりました。勝手口のドアを開けられない、との依頼。勝手口の玉座がMIWA HMというのは珍しい。
鍵を見ると、MIWA EC、これも珍しい。お客さんが「電子ロック」と言っていたのはこれだったのか。いわゆるIT錠を想像していました。ECは磁石とピンのハイブリッドシリンダーなのですが、なぜだか電子ロックの一種と言われます。理由はわかりません。
室内側からサムターンを回してみても、デッドが動かずラッチが引っ込んでいる。動きが正常でない。インテグラル錠は、ドアが閉まっていても玉座を取り外せるから、助かると実感。玉座を外して角芯穴をグリグリ回すと、デッドが引っ込みました。再度、取り付けてみると、30年落ちのHMは正常に動作します。鍵穴に潤滑剤を吹いて、初期型ECキーがスムーズに廻るようになりました。トラブル原因不明。内筒が回転しないのに、無理に回転トルクをかけたから?HMケースは寿命の長いインテグラルだし、問題なく機能するので、これでよしとしました。
8月 8, 2010 7:16 PM|
カテゴリー:住宅|
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3日前に出動した戸建玄関です。玄関引戸の名称は新日軽宝樹スターマイト。鍵とカード類を入れたバッグをなくしたそうです。引戸装飾錠は、引違錠・戸先鎌錠ともに廃盤になっていました。早急に従来の鍵を使えなくするために、戸先鎌錠のピンの順番を変えた組替鍵作を実施。引違錠も同じように組替しようとしたところ、シリンダーコアを収める部品が溶接されていることが分かり、断念。幸い、引違錠だけは問屋さんに在庫が残っていたので、取り寄せて本日交換します。こういった引戸装飾錠は、製品の値段が結構高いです。
新品の引き違い錠のシリンダー格納部品はビス止めされている。これなら、分解できたのに。新しい純正キー3本に合わせて、再度、戸先鎌錠のピン組替を行います。alpha5ピンの内筒を抜くと、ピンの径が細い。いろいろ手持ちのピンを探したところ、GMD500のマッシュルームピンがフィット。長さが全部一致するわけではないので、長いピンだと、ヤスリで削ります。何でもピンはとっておくものだ。結果的にピッキング対策のカスタマイズをしたことになります。
8月 7, 2010 8:50 PM|
カテゴリー:住宅|
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