ロードサービスから感謝状

感謝状
長年お付き合いのあるロードサービス会社から、感謝状の盾が贈られてきました。他の鍵屋さんのブログでも見かけたので、いろんな加盟店に送付されているのでしょう。一体これまで何件やってきたのかと台帳をチェックしてみたら、300件くらいでした。ピーク時は2005年くらいだったでしょうか、この会社だけで月に10件やっていた時代が懐かしい。インロックは本当に少なくなりました。しかも、単価もどんどん下げられています。2003年くらいの最初の契約時に比べて、20%以上ダウンです。契約更新すると、更に10%は下がるでしょう。鍵屋の技術が安く叩かれる時代は続きます。正直モチベーションが低下しており、夜間の加算も無きに等しい。あまり文句を言っても仕方ないので、暇つぶしのお小遣い稼ぎという意識で、頑張ろうかな、と思います。

H8シーマ鍵作

シーマ
チューリッヒのロードサービスはすごいと思います。紛失鍵作成なのに、お客さん負担は0。鍵作料金が無料の保険会社はチューリッヒだけではないか。刻みキーでなく、ウェーブキーの作成も無料なのでしょうか。ここまで至れりつくせりのサービスを提供して、保険会社はきちんと黒字運営できているのかと疑問に思います。とりあえずお客さんの自宅に到着したので、電話します。現れた20代前半?の若いママが乳児を抱いたまま、いきなり私の車の助手席に乗ってきたのでびっくりしました。シーマは、自宅から離れた場所に置いてあるとすでに聞いています。しかし、事情を説明して「助手席に乗せてもらっていいですか?」と聞くのが筋だと思います。今時の若い日本人は・・・ゆとり教育の影響が・・・と思うことが、年齢を重ねた証拠かも知れませんが。まあ、運転中いろいろ話をすると、決して常識がないママではありません。当然チャイルドシートなんぞないので、警察の取締りに遭えば、私の違反となるので、少し不安でした。シーマの鍵は、ダンナがキーを持ったまま仕事にでかけて連絡が取れない状態だということです。
M396イグ
運転席のタンブラーは”グダグダ”でした。相当やつれている。LowHighの区別もつかないタンブラーもあり、段差読みしても分かりづらい。助手席側のきれいな鍵穴をピックして読むと、やはりすんなりいきました。イグで追加2枚をカットして終了です。近くのお店で時間を潰していたヤングママに電話したら、缶コーヒーを持ってきてくれました。ありがとう。車はヤン車っぽいけど、いい子です。しかし、腰周りの素肌が丸見えなのは、納得いかない。

スカイライン折れ鍵抜き

スカイラインドア
平成11年式スカイラインの鍵がイグニションで折れたとの連絡を、ロードサービスより受けました。M396タイプの折れ鍵は初めてです。イグニッションなので、ある程度の時間を覚悟します。お客さんいわく「鍵が結構曲がってたけど、問題ないと思って使ってたんだけどなあ」・・・使わないでよ、そりゃ金属疲労で折れますって。
折れ鍵
ミーリングにジグを挿入して、力ずくで引っ張ります。10mmくらい引き寄せますが、どうしても手前のシャッターに引っかかります。シャッターは奥に倒れますが、完全に押し込んだつもりでも、シャッターが障害になり、折れ鍵を抜くのは物理的にかなり厳しいです。お客さんに承諾をもらい、シャッターを少し削ります。その後するりと鍵が抜けました。ドアシリンダーのシャッターも奥に倒れますが、障害となったことはありません。シャッターの厚みが違うからでしょう。解錠の10倍以上時間がかかりますが、料金はあまり変わりません。

ロゴ鍵作

ホンダロゴ
代車で使用している車のカギをなくしたそうです。
あきる野市の自然豊かな現場は、桧原村も近い。
最近ロゴをみなくなったのは、2000年で生産終了したからなんですね。2001年からフィットが後継となっています。
作業中、依頼者の母親と思われるおばさまが話しかけてきました。
「すいませんねえ、お手数おかけしますねえ」心が和む一時です。しばらくすると、隣の畑で野良仕事をしていた感じのおばあさんが話しかけてきました。
「ほんとに迷惑かけますねえ、すいませんねえ」
こちらが恐縮してしまいます。こういう声かけをしてくれる日本人は、田舎方面に行くほど多いと感じます。美しい日本の家族である。こんな気遣いの出来る親御さんだから、きっと立派な青年になるのだろうなと思いました。キーは現行ホンダでは少数派になったM374刻みキー6段差。読みが2発目で正解でした。

BUICK インロック

ビュイック
ビュイックがGMのブランドだとは知っていますが、車種はわかりません。お客さん自身が「GMのブイック?」と車種を把握していない。これはロードマスターという車種のようです。
とにかく鍵はドア、イグニション、タンクで3本とも別だと電話口で聞いたので、6カットのタイプであることは分かりました。
ドア鍵穴
リアの車高がやたらと上がっているのはハイドロを搭載しているからです。今はこういったカスタムもアメ車も見かけることが少なくなりました。ドアは物理的にピッキング不可能なタイプなので、専用トライアウトキーを差し込んでいきます。255本中240本目くらいで、やっとシリンダーが廻りました。一安心。自宅前の道路に駐車したとはいえ、駐車禁止の取り締まりが厳しい場所らしく、お客さんは10分おきに車を確認していたそうです。10分おきでも、取締り手続きは5分くらいで終わるから、防げないですね。世知辛い世の中です。

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