住宅
立川市、競売で落札された空きマンション玄関。まずはGOAL6ピンをピックする。補助錠としてTAIKOデジタルロックが付いている。サムターンの解錠方向を勘違いして、ずっと反対方向に力づくで回そうとする。ここで、トラブル発生。先端パーツとスプリングがポロリと落ちた模様。やばいandがっくり。久しぶりに師匠ヘルプ。駆けつけて頂いた師匠「あまり短時間で開けないように」お願いしたのだけど、1分で解錠。立ち会ったリフォーム屋さん、「あーららら・・・」時間を掛けた上に開けられなかったカギスター、かなり格好悪い。完全敗北。敗北の原因は?1.解錠方向の勘違い、そして思い込み。間違った思い込みを修正できないと、ドツボにはまる。2.先端パーツを確実に固定していなかった。あまりに寒くて、などという言い訳は通用しない。3.○○○からの距離が短くて、既存の工具ではきっちりグリップしない。・・・負けを認めて、また改善・成長していきたい。
シリンダー交換後、デジタルロックの暗証番号を確認。裏蓋を外す。キーレックス1100や2100のように、差し込む方向を変えるのではないとわかる。なるほど、ONとなる番号が赤、OFFとなる番号が青になっている。仲介の不動産屋さんに電話して、その場で分かり安すぎる番号に変換。その後、師匠と現場エピソード談義。師匠とエピソード談義しているときが、一番楽しい。鍵屋として至福を感じる。過去には、頻繁に師匠ヘルプで勉強させて頂きました。師匠のおかげで、課題がはっきりとわかります。師匠のように超速ではないけど、少しずつ成長できます。ありがたい限りです。
1月 26, 2011 8:15 PM|
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東大和市、築10年ほどのマンション玄関。主錠が逆マスター対応、初期型URのLA、同一キーで補助錠MIWA CPNDR-1ATが増設されている。中古マンションを購入したので、補助錠のみ鍵を交換したい、個別キーでよいとの依頼です。補助錠を交換する依頼というのは、珍しい。シリンダーのみでも部材費はほとんど変わらない。だからたいていは錠セットで交換します。4本脚のエスカッションが付いたMIWAの補助錠、当時はCPの呼称でしたが、現在ではBLの呼称になってますね。

シリンダーボディ形状は、現在のNDZとは違いますし、BLタイプのシリンダーとも違います。ボディ形状が違うとエスカッション穴にシリンダーが入りません。おまけにシリンダー固定のビスが昔はM4、現在はM6です。幸い、6年以上塩漬けのU9 CPNDRがありました。シリンダーのみを交換します。テールピースの長さは、エアタイト用でないので短い。既存URシリンダーのテールと入れ替えます。CPNDRは廃盤のはず。このシリンダー仕入ができるかな。MIWAは他社製品との互換性、あるいは自社の古い製品との互換性を意図的になくしているのか、と思うときがあります。
1月 23, 2011 7:29 PM|
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あつきあいのある不動産屋さんの自宅玄関ドア。鍵をなくしたので、交換する運びとなりました。20年ほど前に建築したときは、玄関ドアだけで100万円はかかったらしい。確かに高級感ある大きな玄関ドアです。ドア名称は新日軽ステータス。サッシメーカー供給のalpha5ピンシリンダー2個同です。非常にレアなシリンダーなので、対応するディンプルシリンダーはありません。過去にこのタイプのシリンダーを分解して、ピン組替をしたことがあり、えらく苦労したことを思い出します。今回は同じタイプのシリンダーを取り寄せました。alphaのサッシメーカーOEMシリンダーは代金が結構高く、ディンプルシリンダー2個同よりも高いことが多い。今回もそうでした。室内側ハンドルを外しても、室外側取っ手が取れません。何が引っかかっているのかと質外ハンドルの脚を見るとCリングのような部品が脚の周囲にはめこまれています。室外ハンドルがかなり大きいので、落ちないように工夫されているんですね。
取り寄せたシリンダーの角芯テールの長さが既存よりも10mm短い。サムターン側に届くのか心配になりましたが、ノープロブレム。この錠ケース、デッドボルトが2個あります。以前にも一度見たことがあります。サムタン45度回転で1つ目のデッドボルトが突出、90度回転して2つ目のデッドボルトが突出します。20年前に、このような日本製の錠ケースが開発されていたことに、驚きます。当時としてはかなり画期的で、最高級の玄関ドアシリーズのみに採用されていたんでしょうか。どういうメカニズムなのか、ケースを分解して見てみたい。
1月 19, 2011 7:42 PM|
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武蔵村山、築9年の戸建。電話で聞いたとおり、シリンダーの内筒が抜けている。昨年も見かけた現象、キーを差し込んで抜いたらこうなった。ひどいなmade in USAは。日本製でこんなトラブルはありえないと思う。kwikset、この取っ手デザインは初めて見る。ラッチとデッドのケースはセパレートだけど、サムラッチはハンドル一体となっている。シリンダー形状は同じ。とりあえず、917ディンプルシリンダーに交換。
動作確認してみると、また不具合を発見。デッドボルトを指で押すだけで、引っ込んでしまう。チューブラケースがいかれている。アメリカの技術力、どうなってるの?お客さんがkwiksetの錠セット箱を取り出してきた。建築中に使用していた、同一製品だという。日本製なら建築中はコンスキーを使い、完成時に純正キーを差込み、コンスキーを使えなくします。kwiksetだと錠セットごと交換するの?コンス錠っていうのか。ともかくほぼ新品のチューブラケースに置き換えて不具合解消。玄関ドア建て付けが悪く、ストライク調整。キーを使っての施錠解錠が猛烈に固かったのが、寿命を縮めた要因の一つでしょう。日本製WESTのシリンダーより、チューブラデッドの寿命が尽きるのが確実に早いはず。錠前に限らず、工業製品はやはり日本製が一番。世界一ユーザーの要求が厳しい市場で鍛えられているからね。ロックスミス技術力もそうありたい。
1月 15, 2011 7:30 PM|
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年に何度か依頼される、競売専門?の不動産屋さんと立川市の現場で再会。齢70くらいか、老後の趣味で競り落としているような雰囲気。築5年戸建、1Fはやはりセキュリティホールなし、要塞と呼ぼう。1F掃きだし窓はシャッターclosed。腰高窓はすべて上下引き違い。高年式住宅はこれが多い。防犯性を考慮してか、単に洋風窓を採用したのか、こういう窓が増えている。代金納付も済んでおり、占有者もいない。玄関TOSTEMシリンダーはどうせ交換するので、破錠してもよい。でもカギスターは破錠が嫌い。シリンダーはユーシン内溝2ロックだから、グラインダーでぶった切れば、それほど時間はかからないかも知れない。しかし、無破壊開けが好き。
ここで、伸縮はしご、二度目の活躍。2Fベランダに登頂、掃きだし窓施錠を確認。下山して、工具をひもにくくりつけ、不動産屋さんに持って頂く。荷締めひもの端をもって、また登頂。ひもを手繰り寄せ、工具を引き上げる。クレセントは2重ロック状態ではなかった。2重ロックだとアドレナリンが出る。サブロックがあれば、もっと面白いか、いやはまるか。トステムはやすやすと解決するので、やりやすい。新日軽や不二サッシではNGを何回か経験している。掃きだし窓を開けると、同行した、自称弟子という初顔の不動産屋さんが「すげー」と漏らす。1Fに降り、玄関ドアを開ける。室内はほとんど荷物がなく、完全に引き上げた様子。債務者は「九州に帰った」らしい。景気の悪化が加速する中、今年は住宅ローンを払えず、住宅を手放さざるを得ない人が増えると思う。しばらくして、室内で玄関のカギがみつかった模様。ほーらね、だから破錠は極力やりたくない。不動産屋チームは、どこまでリフォームして、転売するか、キャピタルゲインの話を楽しんでいる。それはともかく、はやく車内改造が必要。はしご常備が必須の潮流だ。
1月 14, 2011 9:29 PM|
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