住宅
夜間出動、八王子マンション。「鍵が空回りしている」ので、施錠して外出できないそうです。現場に到着、想定外のkeidenカードキー。通常のシリンダー錠じゃない、ぐらい言って欲しかった。カードを差し込んで回してもデッドボルトが出ません。奥まで差し込んだ際のカチッ音がなくなっているとのこと。ケイデンスミスの鍵屋さんに聞いてみます。カードを差し込むときにも固いので、異物が入っている可能性があるらしい。解消方法を聞きながらトライしますが、不具合は直りません。分解するには、ケイデンスミスが持っている専用工具がないと危険らしい。keidenカードキーなら、個別キーの可能性はほぼない、システム組した代理店があるはずとのこと。分解するならリスクのある作業だし、交換するなら、管理会社への確認が必要だと言われます。
とにかく勝手に分解やら行うと、管理会社からのクレームも考えられると聞きましたので、撤収することにします。お客さん、何でもいいからとにかく施錠しないと外出できない、と言います。車内にらくらくロックがあることを思い出しました。錠前が故障したりして、即交換できない場合などに、暫定的な処置として何度も使ってきました。中古品ですが、これを販売取付して、事態収束です。管理会社でマスター対応新品をストックしていなければ、交換するのにも数日かかるでしょう。磁気カードなので、トラブルのないカードシリンダーだと思っていました。keidenスミスいわく、まれにこういうトラブルはあるそうです。
6月 22, 2011 7:27 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
東村山市、築4年のマンション、競売物件。いつものように仲介の不動産屋さんが立ち会います。毎回同行する担当者でなく、本日は部下の営業マンでした。担当者の人は長年顔なじみですが、支店長に昇格されたそうです。会社での地位も上がり、忙しくなったのでしょう。私のような自営業だと、昇進もなく、変化もないものです。リーマンショック前、融資基準が甘い時代に住宅ローンを組んで、払えなくなったパターン。平成19年前後の築浅マンションの競売は、こういうパターンが多いそうです。5年くらい前までは、頭金なしでもマンションが買えると営業マンが攻勢をかけていた時代です。頭金も用意できない人間が、新築マンションを購入すれば、こうなる確率は高い。
さて、玄関プッシュプル錠はMIWA PR PGF703、刻印は02。高い確率でスイッチサムターンでしょう。ようやく改良した工具の戦闘力を試す時が来た!と思ったら、玄関ドア横に勝手口ドアがありました。おそらく同一キーのPR LAです。心情的には玄関ドア解錠にチャレンジしたい。でも、勝手口であれば確実に短時間で、かつ安い料金で解錠できることが確実。必然的に勝手口から開けることになります。解錠した後は、暫定的なシリンダー交換を行います。逆マスター対応のPRシリンダーは約3週間後に入荷するでしょう。やはりスイッチサムターンでした、残念。
6月 20, 2011 7:19 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
立川市、築古アパート、不動産屋さんから交換依頼。初めて来るアパートだな、と思いながら玄関ドア前で記憶が甦る。これは・・・随分昔、自分が取り付けた気がする。ドアクローザもない薄い木扉、円筒錠から面付箱錠に変更したのは9年前でした。今では廃盤になったHPD30LS、とても重宝した部材だったのに、今では入手できません。円筒錠の付いているドアが、随分少なくなったから?さて、HPD30用の短いシリンダーはないので10mm長い40KJシリンダーで交換します。見た目の違いだけだよね、と思いました。
でも交換した後、鍵穴が飛び出す分、破錠しやすくなるかな、などと考えてしまいます。交換する前に気付いた不具合が1点。錠ケースの3点ビスがゆるゆるで、本体が5mm浮いています。当時新米のカギスターはいい加減な取り付けをしたのだなあ、と思ったら違う。ドア枠に隙間を埋めるスポンジが貼られています。なるほど、ぼろいドアだから(失礼)、前の住人が隙間風を遮断しようと貼り付けたんですね。で、収まりが悪くなったラッチを解消するため、錠本体ビスをゆるゆるにしたのも前住人でしょう。ビスをきちんと締めてみます。勢いよくドアを閉めないと、ラッチがストライクに入りません。これを見逃すわけにもいかず、ストライク位置をずらして、対処しました。
6月 11, 2011 12:00 AM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
先日玄関PSシリンダーを交換した物件の勝手口シリンダーです。レバーハンドルを挙げると2ロックの鎌デッドが突出。サムターンを回すとデッドを固定、グレモン錠のような仕組みです。上の錠にはGOAL D9シリンダーが付いており、下の錠は内締りのみ。D9シリンダーはAD系のようですがテールピースが横向き、ADのように遊びはありません。初めて目にする奇妙な形状なので、シリンダーを引き取り、問屋さんに調べてもらっていました。フロント刻印がMIWAとあるので、PSシリンダーの設定もあるのかも知れません。三協立山アルミのドア名称は不明ですが、住友林業仕様だろうとのことです。築浅の戸建ドアは、ドア名称がわからないと問屋さんも回答できないほど複雑化しています。回答を得るのにも時間がかかり、もう4日経っています。こういうことが増えており、問屋さんも困っているそうです。戸建OEMシリンダーの種類が爆発的に増えているので、知識が後手後手になるとのこと。
納期・値段さえサッシメーカーが回答できない状況が続くと、リフォーム屋さんがしびれを切らします。同業鍵屋さんがやっているようにD9のピンを全て移植して、シリンダーを取り付けました。MIWA PSだとコア交換できますが、GOALのD9やV18だと、今後ピン移植で対応することが増えるのでしょうか。シリンダーボディをピカールで磨き上げると、ピカピカの新品みたいになりました。おそらく回答が来たとしても、納期・値段ともにお話にならない条件だと思います。
6月 6, 2011 12:00 AM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
マンション敷地駐車場に「業者用」と書いたスペースがあります。年配の管理人さんに事情を伝えれば駐車できるかと思いました。が、なんとも冷たい回答「あー、あそこのコインパーキングに停めてよ」。面倒くさがりのサラリーマン的な管理人、本当に増えてます。イラっと来たので、「もういい」と言って路上に停めたまま、エントランス内に入ります。PRキーの抜き差しに違和感があるそうです。大手デベロッパーのマンションだと必然的に下請けになります。有名どころのマンションは、解錠、交換、メンテナンスすべての発注ルートが決まっています。2000年頃と違い、現在では個人鍵屋に直接依頼が来ることはほぼ皆無となっています。MIWAのプッシュプル錠はPGVF703なので、築3年以内でしょう。PG(F)シリンダーより若干短く、外筒まわりに破壊対策のリングが付いています。ここまで破錠対策する必要はないだろうと感じます。
さて、PR子鍵の差込を確認してみます。たしかに、キーを挿し込む最後の2mmで若干重さを感じる。でも人によっては、気付かないレベルです。正直ちょっと気にしすぎじゃないの?という気もする。今までに何度かクレームで鍵屋を手配している模様。PRシリンダー2個とも分解洗浄します。差込時の抵抗感がなくなりました。以前にも業者に洗浄してもらったが、半年ほどで、抜き差しに違和感が出てくるとのこと。どうも不良品だとか、部品の損傷・磨耗じゃないかと思っているようです。ここは、お客さんに考え方を変えてもらうしかない。精密すぎるゆえに、この鍵は定期的にメンテナンスをしなければいけない旨、伝えます。鍵屋のように分解洗浄する必要はありません。相変わらず、PRシリンダーの洗浄は、鍵屋にとって一定需要のある仕事です。
6月 4, 2011 12:00 AM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
« 前のページ
次のページ »