住宅

ミリオンロック
この玄関ドア解錠は、わけありです。一人暮らしの入居者が入院中だそうです。立ち会う方は親戚でもなく、お付き合いのある不動産屋さんです。通常、こういう玄関開けはお断りです。数日前入院したために、自宅で飼っているシーズー犬に餌をやりたいとのこと。入居者と強い信頼関係ができているのでしょう。玄関ドア玉座は、なんとalphaミリオンロックのディスクです。未だにこんな玉座があるんですね。だから数秒で開きます。

シーズー
解錠してドアを開けると、シーズー犬が嬉しそうに近寄ってきます。数日間、飲まず食わずだったのでしょうか。しかも、部屋に閉じ込められたままなので、すごくかわいそう。ドッグフードを見つけて、皿に盛るのですが、食べようとしません。強いストレス状態が続いて、食欲がないんでしょうか。そして、退院予定の1週間後まで、エアコンを付けておきます。この季節、犬は熱中症が心配です。かわいそうだけど、犬を室内に残して再度施錠しなければいけません。犬も状況が分かるんでしょう、悲しそうな鳴き声を出します。こんな部屋に1週間も引きこもりとなると、ノイローゼになるんじゃないかと心配になりました。
6月 29, 2012 9:36 PM|
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八王子の戸建て玄関ドア、老朽化したインテグラル錠が故障して、デッドボルトの出し入れが出来なくなっています。なので、施錠して外出できない、困った状態です。この錠ケース、初めて見る奇妙なサイズです。デッドボルトが2つあります。BS70, フロント長110、SHOWA/ALNAの刻印があります。昔アルナというサッシメーカーがあったらしいのでOEM製品でしょう。やはり廃盤商品です。問屋さんいわくBS70のインテグラルは現存しない、フロント長110は特注できるそうです。GOAL UCのBS64ケース在庫があります。フロント長がよくある130、ドア側の加工を一旦考えます。薄アルミの先に厚アルミ、さらに補強板?イメージしてみると、結構厄介な作業である上に綺麗に仕上がらない。
賃貸物件でもあるのでドア加工をやめて、UCケースのフロントを加工することにしました。まずフロント上下とも10mm切断、そして既存のビス穴位置に合うようにM5穴、座ぐりを作ります。錠ケースが厚いので、彫り込み幅をベルトサンダーで広げ、ケースをドア内に押し込む。ドアが薄くラッチの動きに不安を感じたので、スペーサーを内外に入れる。バックセット6mmずれる分の加工若干。最後に建付調整、ストライク穴を広げて完了です。玉座は今まで通り使用できます。フロントの見た目はいまいちですが、機能的には問題ありません。
5月 28, 2012 5:41 PM|
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不動産屋さんからの依頼で、国立市アパートの鍵交換です。アパートだけど戸建て風玄関、GOALのS-AD本締錠とサムラッチOAKの2ロックです。パッと見たところ取り寄せになるかと思いました。S-ADのアンティックブラス色があり、サムラッチ用のシリンダーも在庫あり。肝心のキーウェイは?どちらも新S溝、ツイテル。これで同一組替が出来ます。まあGOAL5ピンのキーウェイはSとPだけのはずなので、確率は1/2ですか。6ピンシリンダーだと、キーウェイが多すぎて、在庫の2シリンダーのキーウェイが同じなんてことはないでしょう。2個のキーシリンダーを同一にしてから、交換作業に入ります。
サムラッチの裏蓋のシールには分解するなという旨の文言があります。シールを破りビス頭を見つけます。ウラ蓋を外すときは、毎度少し緊張します。部品がばらけたとしても、何度もパズルを解いているので、すぐに戻せるはずです。でも、ここ一番集中力を高めて、振動を与えないよう、静かにシルを交換します。現場出動1回で終わったので、少し得した気分です。
5月 18, 2012 5:42 PM|
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日野市の戸建て住宅、室内間仕切り錠の故障です。レバーハンドルを下げても、ラッチが引っ込まないので、間仕切りドアを内からも外からも開けられません。ラッチボルトと取り巻くスプリングがチューブラケースから飛び出して、ストライクの中で回転しています。昨夜、ドアを閉めたらいきなりこの状態になったそうです。老朽化による故障だけど、ある日突然起きます。毎回、厄介だなと感じるトラブルです。玄関錠の故障トラブルより時間がかかります。チリからグラインダーを入れてラッチボルトを切断すれば、すぐにドアは開きます。でも、ドア枠やドアフロント面が傷だらけになってしまいます。なので、レバーハンドルを外して、チューブラを破壊していきます。チリからの攻撃とチューブラからの攻撃で、ようやくラッチボルトを引っ込め、ドアを開けることが出来ました。
取り替えるチューブララッチは、毎回NAGASAWAを使用しています。長沢のラッチボルトはスプリングが強く、耐久性が高い。最低20年は持ちこたえると思います。
5月 17, 2012 12:00 AM|
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府中市、2006年式競売マンション1F、強制執行。前回の催告では、室内が完全にゴミ屋敷でした。本日は断行なので、解錠後、荷物をすべて運び出し保管します。玄関錠はV18の本締錠LDKの2ロック。まずはバンプキーを試します。この年式だとバンプがうまくいくはずなのですが、内筒が回転しません。即座に方針変更。サムターンを狙います。前回のチェックで、GOALのTMサムターンだとわかっています。いつも偏心サムターンと呼んでいます。
2点以上の接点がないとサムターンが回りません。通常の工具では無理です。しかも距離が上が160、下が715です。スーパーshort用のアタッチメントを作っておいてよかった。
やはり下側のロックで時間がかかりました。距離があるほど感覚をつかみにくい。断行なので、破錠しても良いのですが、結果としては破錠せずに解錠したほうが短時間ですみました。不動産屋さんは「もう壊しちゃったほうがいいよ」とよく言います。破錠するなら、非常に短時間で解錠できるイメージが強いようです。しかし、これくらい防犯性が高い高年式シリンダーになると、破錠するほうが時間がかかるんです。ピンの手前に超硬があって、ドリルがかなわない、なんていう話を時々します。でもわかってもらえないようです。
5月 16, 2012 12:00 AM|
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