事務所

U9 DZ 2個同カギなし

廃墟工務店八王子の競売落札物件、廃墟のような事務所兼住宅。工務店だったようです。5,6年前にもここに来たことを思い出しました。強制執行の断行手前で示談となり、結局解錠もしなかったはずです。まだ、転売していなかったの?依頼元の不動産屋さんから、委託先の不動産屋との関係がこじれた旨の話が来ました。委託先の不動産屋さんが鍵を持っており、物件に入れないよう鍵を交換してくれと依頼が来ました。「勝手に開けて、勝手にカギ交換していいのよ」と言われましたが、そうはいきません。誰も立ち会うことなく、解錠するわけにはいきません。ドアが開いているかどうかわからないので、所有者兼依頼者にも合流して頂きます。私が先に到着して、玄関ドアは開いていることを確認しました。もうすぐ合流するはずの不動産屋さん、大渋滞でかなり遅れる模様。「ドアが開いているなら、立ち会う必要ないわね」と言われ、Uターン帰宅してしまいました。U9 LD BH玄関ドア錠はU9 LDとU9 BH。鍵なしなので、取り外しが面倒ですね。比較的新しいU9シリンダーなので、テール破壊も少し面倒です。テールをガンガン叩き続けている最中、騒音を気にしたのか、近所のおばさんが正面で覗いています。怪しい者ではありませんよ。念のため、自動ドア錠も交換するとの指令。GOAL?WEST?鍵穴もバックセットも同じなので、区別がつきません。ドア下に鏡を入れても、メーカーと型番ともに見えません。施錠状態でカンヌキ突出、手持ちの棒鍵セットが全て回りません。緊急依頼が入りましたので、急いで2個同一シルを交換して一旦撤収します。自分の都合のよい日時で次回は自動ドア錠を交換です。

MIWA LAケース交換atあきる野

MIWA LA BS644/7に訪れたメーカーの製造工場、今回は別棟ドアの錠ケースが壊れた模様です。取り外されたMIWA LA錠ケースを見ると、レバーハンドルを差し込む鋳物部品が割れています。デッドボルトの部品が壊れる故障は何度か出くわしました。ラッチボルトの部品が壊れるのは初めてみました。まだ7年ほどしか使っていないので、随分短い寿命です。鋳物が割れているとなれば、修理を試みても仕方ない。ありきたりの部材で助かりました。LAケースBS64なら在庫品、即交換できます。
製造工場
新品ケースを取り付けて見ると、レバー丸座の位置が今までと5mmほど違います。レバーハンドル差し込み穴に大きなよじれが加わっていたんではないでしょうか。ドア建て付けは問題なし。お客さん、「馬鹿力の男が多くて」と言っていましたが、原因はそれだけではないと思います。丸座の2本脚プラスチックパイプが割れています。これもよくあるパターン。廃材からコレクションした真鍮パイプで置き換えました。工場内は旋盤やら、マニアックな工作機械がたくさんあり、興味津々。玄人風情の職人さんが沢山いるようです。残念ですが、のんびり見学は出来ません。即退散です。

スナック戸先鎌破錠at青梅

MIWA戸先鎌錠
21時過ぎ、青梅は場末のスナック入り口。店舗引戸の解錠依頼です。鍵をなくしたのかと思ったら、スナックのママが持っています。「鍵が入らない」状態になっています。異物は入っていません。鍵穴を覗きながらタンブラーを押す。いや、押せない。あーこれは接着剤を注入されましたね。こんなことして何が楽しい?接着剤はがしをチュルチュル注入していきますが、やはりタンブラーが動くようにはなりません。勝手口ドアはありません。窓ガラスが一つ、これは格子を取り外せないとわかりました。部材を即交換できない破錠はしたくないのですが、仕方ありません。開店時間がすでに1時間以上遅れているそうです。常連客などのギャラリーも集まっています。なんだか、この状況を楽しんでいる、愉快な人たちです。MIWAディスク内筒をくりぬきました。引戸錠随分古い戸先鎌錠のメーカーや品番は不明。カタログにも掲載なし、廃盤でしょう。1枚引戸を開けると戸袋に収まる格好のドアです。面付錠取付が厳しい。見た目が近い戸先鎌錠を取り寄せて、何とか取り付けるしかないですね。戸先鎌の破錠は初めてでした。MIWAディスクの破錠用先端も、何年ぶりに使ったでしょうか。しばらくの間、外側からマイナスドライバーだけで、施錠解錠できてしまう状態。お店の人、かまわないといいます。掛け金を在庫しておくべきでした。一時的な対応として、掛け金+南京錠が必要になる状況もありますね。

ノンタッチカードキー紛失

カードキー受信器夕刻、お付き合いのある管理会社から緊急出動要請。「カードーキーをなくしたので至急来てほしい」との依頼です。どういうカードキーなのか、まったく電話口では分かりません。誰かに拾われたら大変だ、と心配しています。国分寺市、開業医院の従業員通用口ドア。見たことない受信器が入り口にあります。院内に入って、制御器を見ます。ARTECSと書かれた機器は電気錠の制御盤。見たことない。その下にMIWAのノンタッチキーの制御器があります。要はなくしたカードキーのみを使えなく出来ればいいわけです。管理会社の重役が立ち会います。病院の院長夫人?が取り扱い説明書を見つけ出しました。
制御器NTU-001MIWA ノンタッチキー制御盤NTU-001の操作方法がきちんと書かれています。カードは8枚まで登録できます。登録しているか否かは、8色のランプ点灯で確認できます。残っているカードキーがどの色に対応しているかが分かれば、なくしたカードキーに対応するランプの色が分かります。その色のみ抹消手続きをすればいいわけです。つまり、家電製品の操作と同じように、誰でも出来ます。てなことを説明し、私が出張した意味は、もうなくなりました。「ごめんねー出張料だけでも後で請求してよ」と言われ、そそくさと退散します。一見さんはともかく、取引先に出張料のみ請求というのは格好悪いので、遠慮させて頂きます。こういった、一通り確認してから緊急出動要請してもらいたい、ということはよくあります。しかし鍵のトラブルというのは、明日でもいいですか、というわけにはいかない。焦っている人が多いので、現状を冷静に確認せず、緊急要請されることも多いですね。仕事柄、仕方ありません。

AL3Mケーブル補修

電気錠ケーブル
大手電気工事会社のオフィスビル入り口、八王子。下請け依頼で聞いた内容は、電気錠が動かない。最近、何者かの?衝撃でガラスが割れ、ガラス交換したそうです。それ以来、モーター錠が作動しなくなったとのこと。電気錠のスペシャリストではないので、制御盤やら電気的な不良だと原因を探れないかも知れない。不安をかかえながらモーター錠AL3Mのストックを車に積み込みます。現場でAL3Mのカプラーを外す。9色ケーブルのうち、青色が、ちぎれております。ありゃりゃ、意外と原因が即座に判明しました。どうやら、先日のガラス交換の際にケーブルを挟み込んで断線した可能性が高い。その証拠にコーキングが付いている。通りがかりの社員さんが、集まります。「証拠写真を撮らせて」「あのガラス屋に言わなきゃな」ガラス屋さん、少しかわいそう。
AL3M修理
はんだ付けするにも線が短い。圧着スリーブでつないで、きちんと動作することを確認できました。こういう作業依頼は、ゼネコンルートやらサッシメーカールートでないと依頼は入ってこないでしょう。個人鍵屋に直接入ることはまずない。下請けですが、いい経験をさせてもらうこともできます。

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