事務所
建設会社より見積依頼を受けた現場は、モノレール某駅の交番です。バブルの時代に建築された独特なデザインの交番だそうです。ドアになぜかツァイス・イコンの錠が付いており、不具合があると聞いています。駅前ロータリーに車を停めます。いつもなら、パーキングを探すか、駐車禁止をかなり気にすることでしょう。おまわりさんの目の前なので、安心安心。おまわりさん曰く「これ、2回転もまわさなきゃならないので、面倒なんですよ」仰るとおり、利便性を無視したデザイナーのせいです。ikonのキーをまわすとサムターンが同時に回転する。でも、サムターン単独では回らない。どうやらサムターンのクラッチ機構が壊れている模様。錠ケースの故障でないことを確認するため、ユーロプロファイルのシリンダーを取り外したい。
キーを挿して少し回転させた状態でサムターン側から引き抜くようです。ところがキーヘッドがぶつかり抜けません。見積もりの段階でキーヘッドを削るわけにはいかず、長さを測り終了。後ほど、問屋さんに聞いたら、サムターン固定のピンを抜くこともできると言われました。それにしても、おそろしく値段の高いシリンダーです。おまけに欠品のため納期一月かかるそうです。ユーロプロファイルなんだから、何も同じイコンを選択する必要もないと思います。マルティロックやEVVAなら安いし納期も早い。まあ、警察署だから、同じものにしろと言われそうです。
10月 28, 2011 12:00 AM|
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国立市、店舗兼住宅物件のシャッター錠2個を交換します。先日下見を行い、文化シャッター錠2個同一を取り寄せました。シャッター錠も結構値上がりしています。1Fは店舗、2Fは和室2間の居住部屋、あまりない賃貸物件です。必要な工具はドライバーだけ、すぐに終わるでしょう。右側シャッター錠は鍵が奥まで入らない。築30年以上、随分古いので過去に出くわしたような状態でしょうか。今までと同じロッド位置で取り付けるとなると、アーム両端の3つあるスリットの真ん中にロッドを差し込むことになります。でも施開錠確認してみると、うまくいきません。内筒が180度まで廻らず、せいぜい135度まで。ロッドがこれ以上伸びません。本来はもっとロッドが伸びてストライクに収まるんでしょうか。だいぶ建て付けが悪いようです。一番内側のスリットにロッドをはめ込み、再度施錠開錠を確認。上手く機能しています。右側の古いシャッター錠はアームが伸びきらず、シリンダー内筒が中途半端な角度になっていました。これが原因で鍵が入らない状態となったわけです。
10月 13, 2011 7:32 PM|
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先日の廃墟事務所にやってきました。自動ドアのレバータンブラー錠は、大体GOALなのでT51を仕入れて作業を開始します。強化ガラス戸錠は・・やはり重い。同じ自動ドアでも、サイズが同じアルミドアとは重量が全然違います。私は細身なので、こういうときにもっとガタイがよければなあ、と感じます。鍵屋は肉体的負荷の小さい仕事が多く、さらにカギスターはトラブル系作業がメインです。運動量はサラリーマンより少ないかも、で運動不足気味。だから鍵屋を始めてから太る人もいるのかな。時々行う、筋力トレーニングをもっとやらなきゃいかん。ドア90度回転は辛いので、45度回転でストップ。レバータンブラー錠を確認します。これはWESTだ・・ショックを受けます。
なぜ、WEST棒カギが廻らなかったのか?ケースの中に折れた棒鍵の先端が入っており、タンブラーの障害になっています。ツイテナイ。手持ちのT51で強引に置き換えようか。鍵穴位置を合わせてみます。ケース取付ビス位置の違いだけでなく、デッドの突出する位置、長さも違います。床下のストライク位置まで変更しないといけません。面倒になってきました。急ぎでもなく空き物件なので、WEST532を仕入れて出直すことにしました。自動ドアをボルトで仮止めして、脚立も放置して退散です。残念。営業中のドアだったら、もっと面倒だったな。いや、強引にT51を取り付けていたかな。
10月 1, 2011 9:49 PM|
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八王子の競売落札物件、廃墟のような事務所兼住宅。工務店だったようです。5,6年前にもここに来たことを思い出しました。強制執行の断行手前で示談となり、結局解錠もしなかったはずです。まだ、転売していなかったの?依頼元の不動産屋さんから、委託先の不動産屋との関係がこじれた旨の話が来ました。委託先の不動産屋さんが鍵を持っており、物件に入れないよう鍵を交換してくれと依頼が来ました。「勝手に開けて、勝手にカギ交換していいのよ」と言われましたが、そうはいきません。誰も立ち会うことなく、解錠するわけにはいきません。ドアが開いているかどうかわからないので、所有者兼依頼者にも合流して頂きます。私が先に到着して、玄関ドアは開いていることを確認しました。もうすぐ合流するはずの不動産屋さん、大渋滞でかなり遅れる模様。「ドアが開いているなら、立ち会う必要ないわね」と言われ、Uターン帰宅してしまいました。玄関ドア錠はU9 LDとU9 BH。鍵なしなので、取り外しが面倒ですね。比較的新しいU9シリンダーなので、テール破壊も少し面倒です。テールをガンガン叩き続けている最中、騒音を気にしたのか、近所のおばさんが正面で覗いています。怪しい者ではありませんよ。念のため、自動ドア錠も交換するとの指令。GOAL?WEST?鍵穴もバックセットも同じなので、区別がつきません。ドア下に鏡を入れても、メーカーと型番ともに見えません。施錠状態でカンヌキ突出、手持ちの棒鍵セットが全て回りません。緊急依頼が入りましたので、急いで2個同一シルを交換して一旦撤収します。自分の都合のよい日時で次回は自動ドア錠を交換です。
9月 29, 2011 12:00 AM|
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4/7に訪れたメーカーの製造工場、今回は別棟ドアの錠ケースが壊れた模様です。取り外されたMIWA LA錠ケースを見ると、レバーハンドルを差し込む鋳物部品が割れています。デッドボルトの部品が壊れる故障は何度か出くわしました。ラッチボルトの部品が壊れるのは初めてみました。まだ7年ほどしか使っていないので、随分短い寿命です。鋳物が割れているとなれば、修理を試みても仕方ない。ありきたりの部材で助かりました。LAケースBS64なら在庫品、即交換できます。
新品ケースを取り付けて見ると、レバー丸座の位置が今までと5mmほど違います。レバーハンドル差し込み穴に大きなよじれが加わっていたんではないでしょうか。ドア建て付けは問題なし。お客さん、「馬鹿力の男が多くて」と言っていましたが、原因はそれだけではないと思います。丸座の2本脚プラスチックパイプが割れています。これもよくあるパターン。廃材からコレクションした真鍮パイプで置き換えました。工場内は旋盤やら、マニアックな工作機械がたくさんあり、興味津々。玄人風情の職人さんが沢山いるようです。残念ですが、のんびり見学は出来ません。即退散です。
9月 22, 2011 9:52 PM|
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