事務所

防火シャッターの鍵交換

水圧スイッチ

水圧スイッチ

合鍵屋さん経由で事務所のシャッター錠交換依頼がありました。鍵は数年ほど紛失したままのようです。立ち会ったのは、おそらくビルのオーナーさんです。在庫品のシャッター錠で交換できるかと思ったら、アームの形状が違います。シャッター錠の左には、初めて見る装置が付いています。これが水圧スイッチで、防火シャッターなのだと、同業者に聞いて理解しました。外側には消防ホースをかざす穴があり、水圧をかけるとシャッター錠のロッドが引っ込む仕掛けになっています。鍵屋を何年やろうと知らないことは山ほどあるものです。
文化シャッター

文化シャッター

シャッター錠の改造を考えましたが、無理そうです。アームの形状からして特注品なので、即座に交換するとなると、内筒交換しかありません。 シャッター錠を分解して、流用できるパーツは他にないかと、探してみましたが、移植できるのは内筒とフェイスキャップのみでした。長年の油汚れがひどくクリーナーで洗い流して、だいぶスムーズにアームがスライドするようになりました。作業自体は単純ですが、時間がかかりました。

トイレ錠故障で閉じ込め

GIKENトイレ錠

GIKENトイレ錠

保育園のトイレのドアが開かなくなったとの入電、保母さんが閉じ込められているそうです。レバーハンドルを下げてもラッチボルトが引っ込まない、よくあるトラブルです。化粧板がぐらついているのは、力まかせに引っ張ったからでしょう、そのやり方では開きません。外開きだったので、作業はやりやすい。すぐにドアは開きました。ドアの向こうは若いお姉さんが、半泣き状態です。この状態が数十分続いて、恐怖に駆られたんでしょう。真夏だったら、本当に大変です。案の定、ラッチボルトの角芯が壊れています。ラッチのみ交換して終了です。お昼寝時間帯だったのか、すやすや寝ている幼児もちらほら。私の作業をぴったり注視する子もいました。

事務所の鍵トラブル

鍵が抜けない

鍵が抜けない

小雨がパラパラ降る夜、出動現場は駅前のオフィスビルでした。テナントの鍵を開ける、と聞いたので、最悪破錠もありうると覚悟。2F事務所の鍵は、抜けない、回らないという状態です。90度で引っかかっているので、このディスクシリンダーは2型か。この位置で鍵が抜けるというのは物理的にありえない。よほどの力で鍵を抜こうとしたんでしょうか。若い社員さんからトラブルの経緯を聞く。カンヌキがこすれているのが原因かも知れません。さて、鍵を叩いても引いてもダメ、もう破錠かな、出来ればやりたくない。チリから攻めるも、子扉にも煙返しがあり断念。キーが変わると、社員さん全員に合鍵が必要となるので、私もお客さんも避けたい。
伸縮はしご

伸縮はしご

入り口ドアの先に窓クレセントが開いているのを発見。2Fなのではしごを使ってよじ登りました。ドアを開けた後は、MIWAディスク内筒を正規の位置に戻して完了。伸縮はしごが戸建の解錠以外に役立ったのは初めてです。やはりというか、料金が高いと言われました。ハシゴがなきゃ、破錠交換なわけで、もっと高くつく。でも、お客さんから見ればはしご登っただけじゃないか、となるんでしょうかね。破錠交換の方が鍵屋らしい作業となるから、料金も取りやすい、となるんですね。

円筒錠HK取付け

MIWA PATENT

MIWA PATENT

稲城市の小学校です。既存のHM錠を円筒錠HKに取替えるよう指示されています。HM交換用の部材だから、加工はほとんどないよ、と言われました。実際はそんなことはありませんでした。MIWA HMインテグラル錠は、刻印PATENTで室内ノブがビス露出、かなり古いHMです。交換する3箇所のうち1箇所は、小さい切欠きに無理やりフロントを押し込んでいました。引っ張っても叩いても、錠ケースを取り出せません。埒があかないので、フロントを削り、曲げて取り出しました。ケース取り出しでこれほど苦戦したのは初めてです。渡された、新しい錠はU9 HK-2ALSという型式のようです。フロント幅が中央部分だけ29、他は25、なので中央部分だけ追加加工です。ストライクも同様。ドアは煙返しが付いているので、ストライクの出っ張りと煙返しがぶつかります。出っ張り部分をグラインダーで切断。ドア面の切欠加工は手間がかかりました。。
MIWA HKW

MIWA HKW

なぜHMからHKへ交換するのか?キーを使わずに施錠できて楽だからでしょうか。作業完了間際に、市の職員さんが合流しました。少しお話する中で理由が分かりました。児童たちが、非常時にサムターンを意識することなく、室内ノブを回すだけで外に出られることを目的としたリフォームだそうです。3箇所とも外部に面したドアだったので、合点がいきました。

国分寺:本締錠DA取付

U9 DA-1

U9 DA-1

国分寺のオフィスビル1Fのドア3箇所ともにキーレックス800自動施錠が付いています。見たところ、ドアは新しいです。本日は下請け工事屋として、キーレックスの下にMIWA U9 DA本締錠を新規取付します。キーレックスはauto lockモードからfreeモードに変更して、作業しやすいようにしておきます。ドアはアルミサッシなので加工しやすく、アーマープレートをドアフロント面に乗せる取付けなので、鉄扉に比べれば断然楽です。それでもフロントの厚さが3mmあり、30mm奥には補強板があるので、これも切削していきます。ストライク側も同様でした。
DAストライク

DAストライク

近年のアルミドアは昔に比べると加工に手間がかかるようになっています。立ち会ったのが、工務店の社長さんのようです。鍵屋の工事に興味津津なのか、じっくり観察しています。「はー鍵屋さんはこんな工具使うのか」「俺が現場やってたときはノミが多かった」などと時々漏らしていました。昔は木ドアが断然多かったんでしょうね。私は最近ノミは全然使いません。

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