事務所

破綻カムロックに再会する

カムロック

カムロック

偶然立ち寄った福生市のスーパーでレジ精算後、脇にある保管庫の破綻したままの鍵穴を見ました。5年前にディンプルキーのカムロックを自分が破綻したことを鮮やかに思い出しました。メーカーはタキゲンだったと思います。破綻後、店員は交換する意思があるのかないのかよくわかりませんでした。結局、そのまま放置されていたんですね。鍵屋には、誰とも共有できない現場の記憶は多くあります。

自動ドア着脱

テンパー錠

テンパー錠

昭島市の商店です。久しぶりに自動ドア脱着作業をしました。古いWESTのテンパー錠、棒鍵の鍵穴の位置がおかしいので、差し込みづらいとのクレーム。錠ケース位置を修正するためにプレートを加工して挟み込みます。一人でできる軽いドアでした。毎度、この作業は爪の中まで真っ黒になるのが嫌いです。

スナックのドア鍵穴接着材

テナント入り口ドア

テナント入り口ドア

昭島の駅前テナント、入り口ドアはPRシリンダーの2ロック。鍵穴に接着剤を流し込まれており、キーが入りません。悪意のあるいたづらで、既に警察の現場検証も済ませているそうです。ドアにはなぜかドアスコープがあり、集合住宅玄関ドアの仕様です。解錠はさくっと終えて、U9シリンダー2個同一に交換しました。錠ケースはU-shinでこのタイプのMIWA対応シリンダーだと、テールピースが長い。U-shin錠ケース、見かけることが増えてきました。

長屋の引戸錠交換

場末スナック

長屋スナック

昭島市、江戸街道沿いの廃業スナック、古い長屋の引戸です。オーナーさんが鍵をなくしたので、一人で開けといて、と言われました。解錠するときだけは立ち会ってもらわないと行けない旨説明して、不動産屋さんが合流します。MIWAの引違戸錠、U4でしょうか、古いタイプなので、すぐに開きました。不動産屋さんが引き揚げ、交換作業開始となります。枠が曲がっていて、引戸の上側は隙間が10mm空く。
alpha引戸錠

alpha引戸

今までの中で、建付け最悪レベルです。建付け悪いなりの状態で、内障子も外障子も、4mmずらすべく追加加工です。穴が露出するので、飾り座で隠します。私見ですが、駐車禁止厳罰化以降、このような街道添いのスナックは、集客力ガタ落ちなんじゃないでしょうか。引戸錠交換はしましたが、このご時勢テナントはおそらく入らないでしょう。

防火シャッターの鍵交換

水圧スイッチ

水圧スイッチ

合鍵屋さん経由で事務所のシャッター錠交換依頼がありました。鍵は数年ほど紛失したままのようです。立ち会ったのは、おそらくビルのオーナーさんです。在庫品のシャッター錠で交換できるかと思ったら、アームの形状が違います。シャッター錠の左には、初めて見る装置が付いています。これが水圧スイッチで、防火シャッターなのだと、同業者に聞いて理解しました。外側には消防ホースをかざす穴があり、水圧をかけるとシャッター錠のロッドが引っ込む仕掛けになっています。鍵屋を何年やろうと知らないことは山ほどあるものです。
文化シャッター

文化シャッター

シャッター錠の改造を考えましたが、無理そうです。アームの形状からして特注品なので、即座に交換するとなると、内筒交換しかありません。 シャッター錠を分解して、流用できるパーツは他にないかと、探してみましたが、移植できるのは内筒とフェイスキャップのみでした。長年の油汚れがひどくクリーナーで洗い流して、だいぶスムーズにアームがスライドするようになりました。作業自体は単純ですが、時間がかかりました。

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