金庫

珍しく、調布市の現場。飲食店の事務室です。ITOKIはホームセーフも製造していたんですね。仲間内に聞くと、ダミー切欠が複数ある金庫に出くわしたことがあると言います。ダイヤルを回すと、DD値は判明する。でも、探り、ブルブル、コード表すべて上手くいきません。久々に穴を開けます。金庫は廃棄するそうです。知ってれば、90分も回り道はしなかったなあ。金庫スコープを使うのも久しぶり。解読し、ドアを開けると、理由が分かりました。DD座のみ1回り大きい、そして4枚座に振動が伝わっても、回転しない。やはりイトーキ、1クセ2クセありました。そういえば先日、同業者が金庫メーカー営業マンと交わした会話を思い出しました。
大震災の被災地で大量に集められた金庫、解錠のために金庫メーカー社員が呼ばれたそうです。自社メーカーの製造番号からデータベースをもとに大量の金庫を解錠したらしい。報酬をもらったのかボランティアなのかは知りません。メーカーならダイヤル番号は即座に分かるでしょう。鍵もその場でコードカットしたのかな?TV映像では、クレーンで金庫を持ち上げて落下させ、破壊するシーンを見ました。このような金庫メーカーの活躍もあったんですね。金庫は耐火性を保証するもので、海水の浸水は保証外です。大切な書類は大丈夫だったんでしょうか。
9月 27, 2011 7:39 PM|
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「ダイヤルが動いてしまったようだ。鍵は廻る」と言われた時、業務用金庫なのだと思いました。サイズを聞くと小さいけれども、レバーハンドルは付いている。青梅市、会社事務所の金庫はBSDsafe TOKYO GINZAと書かれています。文祥堂というメーカー、現在は存在しないようです。KISのキーシリンダーは、ダイヤルとは独立しているので180度廻ります。ハンドルを動かすと駆動ディスクが判別できます。家庭用金庫の場合ほとんどハンドルはなく、ダイヤルが揃ってなければキーが廻りません。この金庫ダイヤルは家庭用だけど、シリンダーは独立しており、業務用金庫との中間的な構造といえます。ハンドルがテンションになるので、いつもの探り工具が使えません。ブルブルっとやるのも、金庫を動かすスペースがないので厳しい。コード表でひたすら合わせてみました。エアコンが効いているので、1時間作業しても快適。運良くレバーハンドルがガツンと上がってくれました。4つの番号を判明させて完了です。帰りながら、電話での応対を思い出します。依頼者は年配の方で、料金も気にせず「とりあえず早く来て開けてくれ」と言いました。現在は、こう言われる問い合わせの方が少数派です。「こういう場合はいくら、ああなるといくら」と料金説明が必要な場合が多い。私はてっきり、業務用金庫だと思ったので、それなりの料金を伝えました。料金を気にする問い合わせ客だったら、この依頼は決まっていなかったんだろうな、と気付きました。結果として、家庭用金庫ダイヤルの料金になったわけですが、電話口では判断できません。電話応対一つで依頼につながらないのは、まさにこういうケースなのだろうな、と実感します。料金も聞かず、とにかく来てくれ、という人は年配の人に多いですね。他業者と比較したりせず、猜疑心ももたず、信頼して依頼してくれる。10年前はこういう依頼者、もっと多かったはずです。鍵屋の電話のやりとりだけを切り取ってみても、日本人の民族性が変わってきているのかも知れません。ぼったくり業者が多くなっている昨今の現状からすれば、仕方ないといえます。
7月 12, 2011 7:34 PM|
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小金井市、マンション1室。5年ほど使用してきたテンキー金庫の暗証番号を押しても開錠できないそうです。電池切れでもないし、ボタン音はきちんと出る。でもソレノイドが動こうとする音、気配がない。メーカー不明、10kgほどの重量。made in 新興国かな。中央カバーを外すと、鍵穴が出現。非常開錠用のシリンダーか。エースキーなので専用ピックを使ってみます。どうしても開錠できないので、シリンダー破錠して90度回転させます。sentryのようなプッシュ栓錠ではありませんでした。扉が開かない。非常開錠でなく、2重ロック用のシリンダーなんでしょう。金庫は破棄するとのこと、お客さんの了承を得て、料金の安い破壊開錠に着手します。室内での作業は、憚られるので、金庫を通路に出しました。
パネルをグラインダーでぱっくり切断します。つまみを切断した切欠穴からは、いきなりカンヌキの一部が見えます。まともな金庫ならありえない。扉にも筐体にもモルタルが入っていない、随分ちゃちな金庫です。ホルソーで穴を開けて、バールをカンヌキにあてがい、力技で引っ込めました。まともな金庫なら、こういうやり方では、すんなりいきません。オークションにて数千円で購入したらしい。金庫というより、ただの保管庫です。電子基盤を使用した金庫は、日本製でも10年使用すれば、たいてい基盤不良などのトラブルが起きます。買い換えるなら、完全メカニカルの金庫が絶対良いとお伝えしました。体が大分暑さに慣れてきましたが、これからの猛暑がちと怖い。
7月 8, 2011 7:46 PM|
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瀬戸物屋さん、個人商店です。老夫婦で経営していたようです。先日ご主人が亡くなられ、金庫の中身を司法書士立会いで、奥様と親族が確認したばかり。そして奥様が体調急変で亡くなられたとのこと。奥様が持っていた、ダイヤル番号表も鍵も見当たらないようです。親族の方が言うには、ダイヤルは揃っているはず。ピックしてみると、どうもダイヤルが揃っていない。誰かが少しでも触ったか、振動で座が動いたか。ダイヤル探りのために鍵作を行います。ダイヤルが揃っていない状態での鍵作は、苦手意識があります。シリンダーの種類にもよりますが、内筒の傾きがあまりないとはまります。今回はそのケースでした。刻印から配列はすぐ分かりますが、4ピンのピッチが大きいので、いつもより長いブランクを使います。探りが上手くいかないので、ぶるぶるっとやって鍵を強く回しました。
やはり、鍵の精度がよくなかったようです。ウチダの金庫といっても年代によってシリンダーの刻印が違いますね。どうやら金庫を親族の方が引き取るようです。駆り出した軽トラック荷台へ運びます。店内の大量の商品を、バーゲンセールで処分しています。生前からお付き合いのあったご近所さんが、次から次へと訪れては、セトモノを見ながら談話しています。残念ながらこのお店には、お子さんがいなかったようですので、後を継ぐ人もおりません。個人商店がまた、消え去ろうとしているのを目前にして、少し悲しい気持ちになります。
6月 9, 2011 9:35 PM|
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今日は平年並みの気温、久しぶりに暖かくなりました。ダイヤル解錠ではありません。戸建の物置スペースに40年ほど前の金剛業務用金庫。。ダイヤル番号不明のまま、キーシリンダーのみで開け閉めしている金庫です。長年使用しておらず、これから使用するにあたりダイヤル番号をはっきりさせておきたいとの依頼。とても珍しいケースです。すでに耐火性能はないので、火事からは守れません。「番号は5つか6つあったはず」と言われます。じゃあ1億変換?100億変換?1億に出くわしたことはないけれど、銀行ぐらいにしかないんじゃないの。4つの番号を確認して、操作方法をお伝えします。
先日の大地震で金庫が開けられなくなったニュースを目にして、不安になったそうです。「地震が原因でダイヤルが動いたため、金庫ドアを開けられなくなった」そんなにわか需要があったんでしょうか?カギスターには、金庫ダイヤルの依頼はとんと入っておりません。ちなみに、業務用のダイヤルならば、ダイヤルが揃っている状態から、左回しは出来ない構造です。家庭用4枚座と違い、振動で座が動く可能性は低いと思います。ダイヤル番号不明のままだと、もしものときに大きな出費となります。番号を判明させておくことは賢い選択ですね。
6月 3, 2011 7:19 PM|
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