ミラの鍵穴にワイヤーat日の出

ミラ運転席ドア日の出町のショッピングモール駐車場、ミラのインロック。ヘルパーで3秒解錠。毎度のごとくお客さんの前で、キーによる開閉確認を行います。この作業は自分を守るためです。「鍵の開け閉めがおかしくなった」なんていう理不尽なクレームを受けたことがあります。ところがこのキー、運転席ドア鍵穴に入りません。聞くと、お母さんが鍵穴にワイヤーを入れて解錠を試みたらしい。開くわけないのに・・・子どもでなくお母さんがやるか・・・いずれにしろこれは無料サービスではないことを説明します。鍵穴を覗こうにも、シャッターが倒れません。シャッターの真裏にワイヤーがあるようです。細い隙間から異物が一部見えるのだけれど、工具が入らない。力ずくでシャッターを倒すと、破損や変形が気になります。幸い古いミラなので、シリンダー外しまで10分かからないでしょう。
M357シリンダー安全策を取り、内張り剥がし、シリンダー着脱を選択しました。ワイヤーをお尻までスライドさせると、シャッターが倒れる。この状態で覗きながら、ワイヤーを掴む、抜く。紫色のワイヤーを取り出しました。お客さん、何もせずに待っていれば、無料で解決できたのに、残念です。

カルディナ鍵閉じ込み

カルディナ青梅市北部で早朝インロック6時到着。このあたりは霜が降りています。今年の冬は気温が低く、なかなか春が来ません。平成19年式と聞いたので、最終型カルディナに初めて出くわすはずです。M383なのか10カット382なのか。エンジンがかかったままの車を見たところ、どうみても古い型です。おそらく「平成19年に中古で購入した」ということなんでしょう。意味のない情報でした。苦手意識のM383、久々にご対面。ノブ自体ぐらついていて、シリンダーもぐらつく。テンションをかけると逃げる、外れやすい。時間がかかるかも知れない。
M383ノブ右回しして配列読んで鍵作した方が早いか。意外なことに数分で左回し、決まりました。解錠音ガチャ、ハーフ飛ばないよね・・すこし慎重に作業する。昔何度もおおはまりした経験があるM383、現在ではめったに出くわすことはありません。既に現行モデルで採用車種はないはずです。当たりハズレの差が大きいのか、少しは成長したのか。今回は運良く数分でピック完了です。通勤前のインロック、5時台の出動だったのでスイスイ走れました。帰り道はもう通勤渋滞が始まっておりました。

日野ダンプ鍵開けat八王子

ダンプ駐車場春分の日、彼岸の中日なので予想通り道路が渋滞しています。昭島から八王子方面へ向かうとき、中央道八王子インターの激しい交通量の影響をどうしても受けてしまいます。到着した現場は広い敷地に大量のダンプがあります。日野のダンプは車名をプロフィアというそうです。2001年なので、旧型M382かな、と思っていたらM384タイプでした。でかいキーヘッドのトラックの鍵作はめったにありませんね。立ったときの目線の位置に鍵穴があります。なのでピックが非常にやりやすい。作業しづらい高さの鍵穴は、アルファード、エルグランド、デリカなどの大型ミニバンですね。中腰で作業するので、数分たつと膝が笑い始めることがあります。運動不足を感じます。はまるパターンだと判断すると、即座に脚立を用意して腰掛けてじっくり解錠作業を行います。
日野ダンプ精神的な余裕のせいか、この方が短時間でピック完了できます。中腰の苦痛に耐えながらピッキングすると、集中力が落ちるんでしょう。ピック完了すると、運転手さんが「差し金で開けるんじゃないんだね」と感想をぶつけてきました。この感想はよく聞きますね。差し金で簡単に開けられる車種は少数派です。たいていは鍵穴から開けるほうが早く済むし、リスクもない。往路で対向車線の大渋滞を見かけたので、帰り道はルートを変更してみました。それでも渋滞はひどく、1時間かかりました。行きで大渋滞だとイライラしてしまいますが、帰りは渋滞していてもあきらめがつきます。精神状態が全然違うと再確認しました。

クラウン内溝とフェレット

クラウン内溝ロング久々の早朝インロック、福生市、H7クラウン。昔は本当に、出勤前の早朝インロックが多かった。今朝はまた真冬の寒さがぶり返しています。H7でも内溝ロングでした。TOY40Pが連発している。セルシオピック使ってみます。内筒の傾き、この感触。あっこれ楽勝で決まる。やはりすぐに開きました。引っかかったタンブラーを戻し、カギで開閉確認です。立ち会ったおじさんは、落ち着きのまったくないペットを抱いて待っています。
フェレットこの動物はフェレットといい、いたちの仲間だそうです。ひとなつっこく、飼いやすいそうです。しかし、動きを止めることのないフェレット君のせいで、おじさん、サービス書にサインできません。いったんクラウン車内に投げ込みました。ひたすら暴れる動物ですね。「早朝にわざわざありがとう」\1,000頂きました。チップを頂いたのも久しぶり。10年前はまだ景気がよかったせいか羽振りのよい支払いをするお客さんが時々いました。料金\12,000と告げて\15,000を気前よく支払う、とかね。同業者に聞いたすごい話は、\20,000と告げても\30,000払うお客さんですね。その仕事は、週末深夜、六本木での車鍵作です。\30,000なのに\50,000払うなんてのは、バブル時代にあったようです。かつて「六本木プライス」なるものがあったそうですが、今はどうなのかな。まあ、あそこは世界も人種も違うでしょう。

クラウンタクシー鍵開け

クラウンタクシーH13年クラウンのタクシー、インロック解錠現場は八王子。最近暖かくなったと思えば、今日は冷たい雨が降る。三寒四温の日々ですね。平成13年式、久しぶりにTOYOTA内溝ロングに出くわします。屋根下なので、非常に嬉しい。3年前までは、時々解錠現場で遭遇しましたが、最近は本当に珍しくなりました。普通にピックするとハーフタンブラーが飛んでしまうので、まずはセルシオピックを使ってみます。経験上、セルシオやクラウンなら90%以上解錠出来ています。5分経過、開かない。運転手さん、寒いので2F事務所に引っ込みました。往生際悪く継続して10分経過、寒いから?手がかじかむから?やはり開きません。あきらめました。ハーフが飛ばないようにジグを敷いてピックを開始します。このジグを敷くとピックが結構やりずらくなります。でもハーフを飛ばしたら、本当に面倒なことになるので我慢します。たとえ5分10分余計にかかったとしても、内張りはがしシリンダーを取り外す労力とは比べ物になりません。師匠のやり方だと、普通にピックして内筒回転時に3mm幅テンションを挿入します。気をぬくとハーフが飛びそうで、なんだかおっかない。ジグを敷いて安心できる方法がいい。数分でカギ開け完了です。それにしても、このTOY40P鍵作、もう2年以上やっていないと思います。トヨタ10年落ち以上の高級車、イモビなしのカギ紛失なんて、最近じゃまったく来ません。

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