住宅

showa7680KJ交換

7680KJ
マンションのフロアを歩きながら、玄関ドア錠をチェックします。ほとんどがMIWA PMK。中にはGOAL4350もある。マンション概観からして、また公団規格の面付箱錠が付いていることから、築年数は30年くらい経っているんじゃないでしょうか。お客さんの玄関前に到着。なんとこの玄関だけshowa 7680KJです。面付箱錠のちゃんぽんマンションだ。7680KJは10年間で4回目くらいの遭遇ですので、私にとってはレアな錠前です。軽くショックを受ける。お客さんは防犯性の高いディンプルキーを希望していたのですが、このタイプのディンプルは在庫していない。既存シリンダーと同じ6ピンタイプなら在庫しているのですが・・・showaは6ピンでも、強烈なマッシュルームピン採用なので、ピッキングはほぼ不可能なのですが、やはりディンプルキーの見た目が、多くの人にとっては防犯性能を感じさせる外観なんですね。若干の追加加工で錠ケースをMIWA PMKにすれば、どんな防犯シリンダーにでも交換できますが、予算が合いません。
showa公団規格錠
奥さんが、
「イスラエル製の・・・」
と言い出します。ああ、マルティロックですか。一時期爆発的に売れたこともあって、過去に交換した人、製品名を知っている人は結構います。でも、マルティロックは7680KJに対応していません。交換用の防犯シリンダーは、たいていレアな錠前の対応製品を製造しません。対応するディンプルシリンダーは、WEST917かshowa Xだけじゃないか。幸いなことに、問屋さん並に在庫している同業者の事務所が、車で30分くらいの場所にあります。問い合わせたら、917の在庫があり、拝借できるとのこと。同業仲間の事務所へ向かいました。地元から20km離れた三鷹の現場だったので、一度で解決できたことはラッキーでした。仕入れて、出直しとなると、正直売上げ効率が悪い。とにかく現場訪問を1回で済ませるために、10年に1度しか出ないような商品でも在庫して車載する人もいます。あまりに玄関シリンダーの種類が多い現代では、積載量が多くて、燃費も悪いし、在庫の回転率も悪い。一方、交換需要が随分減ったという理由で、商品在庫をかなり少なくしている鍵屋さんもいます。お客さんによっては、即日できないなら結構だという人もいますから、在庫がないことによって売上げロスの可能性もあるわけです。どこまで製品在庫を抱えるかは鍵屋にとって、難しい問題ですね。

PSシリンダーコア移植

トステム2ロック
戸建玄関の鍵交換です。家の中にあるはずだけど、いくら探しても鍵が見つからないそうです。2年ほど前、リフォームをした際に玄関ドアを交換しています。TOSTEMの2ロックプッシュプル錠、シリンダーはMIWAの次世代標準キーPSです。集合住宅で使われるシリンダーPRのショート版がPSです。見た目ディンプルキーですが、U9同様にロッキングバー+回転タンブラー方式です。合鍵は作れません。
MIWA PSシリンダー
今後は戸建PSシリンダーの交換需要も出てくるかと考え、ちょうど在庫していました。シリンダーカラーはそのままで、シリンダーボディの移植が出来ると思っていたところ。シリンダーの形状が違うんですね。仕方ないのでシリンダーコアの移植を行います。附属の純正キー5本をお客さんに渡します。交換した後に、ひょっこり鍵が出てくることがあります。でも、鍵っていうのは、そのうち見つかればいい、というものではないですね。鍵がなければ外出もできないですから、非常に不便・不快な状態には耐えられないでしょう。

Deadbolt Installation

ChristianCenter
今日も錠前加工取り付けです。仕事には流れがある。最近は、車バイクの依頼がやたら少なく、それを補うように住宅関係の仕事ばかりです。さて、現場は横田基地向かい、リフォーム中の教会です。間仕切りの木製ドアには、MIWAレバーハンドル空錠が付いてます。今回はその上にチューブラ本締錠を新設します。
チューブラ本締錠AD
作業完了後、立ち会った退役軍人(veteran)だという黒人に、質問してみました。見た目は、ソフトバンクのCMに出てくる黒人のように温和な雰囲気です。ソマリアに赴任したことがあるそうです。、随分と危険な地域での任務ですね。日本語はまったく喋れないし読めないので、領収書に日本語を書いても分からないでしょう。宛名はXXX Christian Center、但し書きはDeadbolt Installation。正しい英語だろうか。個人的には、一神教が生まれたことは人類の不幸だと思っています。一神教が生まれた地域は、自然の恩恵にあずかれず、自然を克服し対立しなければならなかった。そして、いつのまにかアニミズムを失いました。だから排他的なのです。白人のキリスト教徒がこの500年間やってきたことは、まさに略奪・虐殺・侵略の連続です。先進国でアニミズムが残っているのは日本だけです。海には海の神様、山には山の神様、死んだ偉人も神様になる、多神教は素敵で寛容、対立構造を生みにくい信仰だと思います。

レバータンブラー錠からシリンダー錠に

レバータンブラー錠
昭和初期にタイムトリップしたのかと勘違いするような、アパートいや○○荘。玄関ドアに棒鍵というのは、初めてです。メーカーは不明。ケースを分解して棒鍵を再生する以前にラッチが壊れています。当然廃盤です。棒鍵の玄関錠ケース自体、現在はないらしい。使われているビスが全てマイナスっていうのが、すごい。ストライクには釘を使っている・・・まじ?
レバーハンドル錠
木厚30なので、追加加工してMIWA LAのバックセット38を埋め込むのは若干怖い。ドアが薄く、材質が柔らかいと、加工中にドアが割れてしまった経験があるからです。気を使いながら掘り込み、室内外にエスカッションをあてがい、標準ドア厚になり、強度をキープできます。気温30度までは行かない曇りの日ですが、掘り込みとなると、梅雨ですから汗だくになります。実は隣の玄関ドアには、PMKが付いていました。ドア厚を6mm加算するため、分厚い鉄板を外側に挟み込んでいます。同じ選択はつまらないと対抗意識が芽生えたため、カギスターはLAを取り付けました。おじいちゃんの部屋ですので、鍵はリバーシブルのURシリンダーです。

運転110分、玄関開け作業2分

小平市アパート
小平のアパートまで、玄関開けに行きました。日曜日に五日市街道、青梅街道というルートなので、やはり車の流れはトロトロです。玄関鍵開け作業は2分ほどで完了です。トラブル系仕事の大半は、運転ですね。帰りも同様、結構な渋滞です。
garmin nuvi360
帰り着いた時点でナビ画面を確認します。garminポータブルナビは、合計時間や停止時間、全体速度などを計測できるのが特徴です。毎日リセットして、移動中や1日の終わりに確認するのが癖になっています。他社のポータブルナビにはない機能で、気に入ってます。また、garminは走行中でも操作できるので、1日に何度も行き先を入力するカギスターにとってはお気に入りです。ワンセグなどの余計な機能や、(事故多発地点です)といった余計なアナウンスがないのもいい。私なりのポータブルナビ批評をさせて頂くと、ゴリラは論外。SONYのNav-Uは、garmin以上に間抜けなナビゲーションをします。しかも、目的地50m手前でナビを終了してしまう。鍵屋的には、正確に最後の番地までフォローしてくれないナビは嫌い。特に夜間出動時には、影響が出てロスタイムが大きくなります。レジャーで使用するわけではないので、ルーティング画面上に余計な施設アイコン表示は邪魔なだけ。さて、集計データ。平日の平均速度は18kmくらいですが、今日は14km。停止時間/合計時間の比率は、通常20から25%ですが、やはり今日は比率が大きい。

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