住宅

WEST玄関錠ケース故障

ミサワホーム玄関ミサワホームの戸建住宅は、築約15年。玄関ドアの本締錠を外からも内からも開けることができなくなっていました。修理代や交換料金がどうだと言う以前に、まずはドアを開けなければいけません。室内サムターンが廻らないので、お客さんがペンチでつかんで力いっぱい回したそうです。サムターンは空回りします。噛み合わせ部分が破損したようです。外側のシリンダーも鍵では廻りません。45度以上回そうとすると確実にキーが折れます。錠ケースの故障であることは、はっきりしました。電動工具を用意します。
WEST本締錠
サムターン側のビスがないので、シリンダーはフロントから固定されているはず。最初に邪魔なシリンダーカラーを切断。固定ビスと思われるポイントをドリリング。若干てこずり、シリンダーを取り外す。デッドの連動部品を見つけるため。ケースに穴を開けていく。ようやくデッドを引っ込めることができました。問題は、このOEM製品の取り寄せです。今回はケースだけでなく、シリンダーおよびサムターンも必要です。できればもう片方の本締錠のキーナンバー指定としたい。ハウスメーカーの錠は、入手しずらくなったと耳にします。とりあえずメーカーに聞いてみます。

キーレックス補助錠取付

キーレックス500
新築戸建玄関ドアですから、最新のシリンダーと錠が付いています。防犯上は、さらに錠を取り付ける必要はないでしょう。Keylex500補助錠を取り付ける目的は、利便性のためです。ちょっした外出時に、キーレックスだけ施錠して、鍵を使わずに開錠したいそうです。以前住んでいた賃貸アパートで使用して、気に入ったらしい。キーレックスというブランドを名指しする人は、そんなにいません。キーレックス補助錠、2年前までは、よく取り付けていました。最近はさっぱり頻度が落ち、約1年ぶりの取り付けです。
Keylex mini
ドアガードのすぐ上に取り付けます。親子扉なので、子扉でデッドを受けることになります。ストライクは平受け。子扉にエアタイトゴムがあり、親扉より20mmも高くなっているので、全てのスペーサー18mm分を使います。見た目はイマイチだと思いますが、掘り込み本締りよりは大分安く施工できます。もっともリーズナブルなキーレックスです。自動施錠ではないので、丸いノブを左に回して施錠です。解錠するときには暗証番号を押してから、右に回します。

建付調整とストライク修理

YKK玄関ドア
築年数20年ほどの戸建玄関。売却した物件ですが、鍵の開け閉めをきちんとできない状態を解決してから、引渡ししたいそうです。第一の問題、U5のキーが鍵穴に入らない。キー先端の塗装がめくれているので、ヤスリで少し削ります。鍵穴に入るようになりました。第二の問題、ドアが閉まらない。戸先と枠が、ガッツリ擦れます。丁番を調整して3mmほど丁番側へずらし、ぎりぎりフロントプレートとストライクプレートがぶつからないようになりました。
TESPストライク
第3の問題は、ドアを閉めた状態でサブロック本締を施錠できないこと。よくあることですが、お客さんは鍵を交換すれば解決できるんだろうと言います。シリンダー交換しても錠セット交換しても、この不具合は変わりません。親扉の方が少し沈んでいるようです。デッドの位置を確認すると、ストライクを3mm下方にずらさないと位置が合いません。下方への追加加工をするために、ストライクを取り外します。枠内にはタップ付きのトロヨケがあり、ビスで挟み込んでいます。こういう作業は集中力を持って適度の緊張感を持たないといけません。トロヨケを落としたら、アウト!だからです。ビス1つを長さ50mmに変えて、トロヨケを落とさず、かつストライクが自由に動ける状態で、切欠を下方に広げます。お客さんに話しかけられて、返答しているときにトロヨケを落としそうになり、ドキッとしました。気合を入れなおして作業を続け、ストライクを3mm下へずらした取り付けを行います。これでサブロックの施錠解錠がスムーズになりました。

MIWAディスクではまる

MIWAサムラッチ錠
夕刻、地元のアパートで玄関開けです。上京して間もないと思われる若者が、どうやら新聞販売店の寮として使用しているようです。アパート玄関なのに、こういうサムラッチ装飾錠、たまにあります。シリンダーは久々にMIWAディスク。2000年にピッキングが社会問題となり、1分で開くと言われた鍵です。ところがピックしてもなかなか決まらない。鍵穴を覗くと、アンチピックのタンブラーが数枚。ようやくピックしてもカマが猛烈に固くて回せません。きっと鍵で回す際にも、結構固かったはず。でもお客さん、軽く廻ったと言います。こういう場合、お客さんの意見は参考にしません。鍵屋のように、錠およびシリンダーに対する感覚が鋭敏でないからです。
ようやく別のやり方で解錠、10分かかりました。玄関ドアを開けてみると、室内は玉座,ケースはHM。サムターンはやはり固い。
鍵屋としては、(これだけ固いのに、軽いと言うか・・・)という気分。指でサムターンを回す固さと、ピックした後回すカマの重さは比べ物にならない。MIWAディスクといっても内筒は、Ⅰ型からⅣ型まであり、Ⅲ型Ⅳ型は、ピックがとてもやっかいです。アンチピックのタンブラーも外観からは分かりません。一概に全てが1分で開くはずもなく、時間がかかりすぎるので破錠したほうが早いというケースもあります。

showaサムラッチ錠ピン組み換え

showaサムラッチ錠
戸建の賃貸物件です。showaのCSMサムラッチ錠は、TOSTEMのOEM製品。シリンダーのみの供給がなく、通常は錠セットでの交換で4万くらいでしょうか。不動産屋さんの要請により、4年前と同じくシリンダーのピン組み換えとなります。この季節、玄関ドア一帯が日陰になっているとほっとする。
showa純正キー
今回は、ピンキットも純正キーも充実しています。大量の引き取りDAC2を仲間に頂き、ピンと純正キー在庫が増えました。showaはキーウェイが少ないのがいい。GOALだとキーウェイの種類が多すぎて、純正キーをいくつか在庫しても、現場でなかなか一致しない。showaの純正キーのカットにあわせて、ピン組替を完了しました。内筒のがたつきの原因は、テールのビスの緩みでした。これを放置しておくと危険です。ピンとスプリングが飛び出てしまいます。ビスには緩み止め液を塗っておきました。

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