住宅

物置ドア玉座解錠

物置ドア町田市の閑静な住宅街。戸建の裏側に、物置ドアがあります。今年はなぜかこの解錠が多い。20年以上は使用しているという玉座、リフォームの際に鍵をなくしたそうです。メーカーはGOALかなSHOWAかな、随分古いから5ピンでしょう。ひさしがないので、長年、鍵穴は直接風雨にさらされている。こういう玉座解錠って、経験上はまるパターンだな、と推測。予測は的中。ピンの動きが悪いので、潤滑剤をバンバン吹く。交換が前提なら破錠できるので、1分でかたがつく。開けるだけにして、と言われたので何とかピック解錠しなければならない。
showa玉座
10分かけて、やっと内筒が廻る。180度回して、デッドが引っ込みました。古い玉座をなめちゃいけない。まあ、最近はピンシリンダーのピック頻度がやたら低いので、感覚が鈍っているのも原因でしょうか。作業中、不動産屋さんからアパート鍵交換依頼の電話。日野市はちょうど帰り道なので、ツイテル、とぼやく。ツイテル、と声に出すと本当に流れが良くなる、という斉藤ひとりさんの教えを実践したい。

競売マンション解錠作成

MIWAディスクLSP武蔵村山市、競売で落札されたマンション。占有者も立ち退き代金納付も済ませています。見たところ、マンション全てがMIWAディスク。分譲マンションでキースイッチも含めて、ディスクというのは現在では少ない。たいてい、キーシステムごと交換するか、玄関は個別に防犯シリンダーに交換されています。解錠した後、シリンダーを分解。
NAIS集合玄関機
作成したキーでキースイッチのシリンダーが廻るかを確認。ディスクもU9も玄関シリンダーから作成したキーは、キースイッチでも廻ります。ピンシリンダーだと、マスターピンが入っており、玄関の正解キーは何通りも作成できます。その中のどれかが、キースイッチでも廻ります。以前GOALの逆マスター玄関のキーをトライアウト的に何パターンもカット作成したことがあります。結構面倒な作業でした。リフォーム業者が工事期間中、エントランスを出入りするための暫定キーです。逆マスター対応シリンダーを取り寄せると納期が大体1月かかります、管理人もいないような物件だと、新シリンダーが到着するまで自由にエントランスを出入りできるキーが欲しいと要求されることが多いです。

HBZの解錠と交換at昭島

MIWA HBZ工務店からの依頼、昭島市。リフォーム中の戸建住宅の物置。住宅内からアクセスできない、独立したスペースです。MIWA HBZはサッシメーカー向けの玉座です。現場のシリンダーはH488タイプの古いディスク。現在もHBZは生産されているんでしょうか。解錠してみると、内部には何もありません。MIWA HMとは違い、1本スピンドルなので、DAC2で交換できます。ドアが左勝手、スピンドルが上に来るので、そのまま取り付けると鍵穴が上下逆になります。機能的には問題ありませんが、こういう場合、必ず鍵穴を通常の向きに変更します。DAC2は分解してスピンドルの差込み向きを変えることで鍵穴の向きを変えられます。
DAC2分解
仕事は全体的に低調気味。毎日車で走ると、肌で感じるのですが、テナント募集の看板が少しずつ増えています。民主党政権が続く限り、この流れは止まらないでしょう。経済については素人集団、国防については売国集団、特亜の人口侵略については地球市民の集団です。どうして日本人は、こんな史上最低最悪の政権を選んだんでしょうか。

MIWAディスク鍵再生

MIWAディスクご無沙汰している昭島の合鍵屋さんからの紹介です。お客さんが曲がった鍵をお店に持ち込み、ペンチで元に戻すよう依頼されたそうです。元に戻すことも、コピーも不可能なので、すぐ近くにある、お客さんの自宅へ向かいます。MIWAのディスクの鍵は見事に二つ折りになっています。どうやったらこんなふうに曲がるの?路上に落としてしまい、車に轢かれたらしい。ペンチで元に戻そうとしたら、根元から折れてしまいました。家の中に鍵があるのなら、ピックした方が早い。でも、鍵はこれ1本しかないと言われます。なので、配列を読んでコードカットします。
立山アルミ
出来上がった鍵を鍵穴に差し込んで確認。かつて解錠で撃沈した錠に見た目が似ているなあ、と思いつつ、鍵を回す。玄関ドア上部を見ると立山アルミとある。やはりそうだ。ディスクシリンダーは、ほとんどが180度回して施解錠、そのまま鍵を抜きます。しかし、これはU9シリンダー同様の操作。90度回して施解錠、鍵を抜くときは鍵穴をニュートラル位置に戻します。これは、ピック解錠がやっかいであることを意味します。通常ディスクのクラッチ機構は0度から90までは働かず、90度から180度までの間に働きます。この範囲でクラッチを効かせる工具を差し込んでカンヌキと連動させます。しかし、この立山アルミのディスクだと、0度からクラッチ機構が働きます。内筒をピックして少し回した状態で、クラッチまわしを差し込んでもクラッチが働かないのです。工具を少し工夫しないといけません。話がマニアックになりすぎたので中止します。

知り合いの玄関開け

国分寺アパート
かつての知り合いから電話が入りました。鍵屋でメシが食えない時代に、レンタカーの深夜バイトをしていました。彼はバイト先の後輩です。「藤原さんて、まだ鍵屋やってるんですか?」鍵屋をはじめた頃の知り合いから、たまに電話が来ると、たいていこういう質問になる。少しがっくりする。いつ廃業してもおかしくないと思われてるのか。玄関の鍵を開けて欲しいそうだ。国分寺のアパートに向かう。狭い路地に車を停める。「知り合いだから、通常料金の2割増しでいいかな」と言ってみた。冗談が通用する相手、にやりとしている。変に律儀なところがある彼は「鍵開けるところ、み、見ていいんですかね?」「あっ俺、車を見ておきますね。」別に、見られても一向に構わない。でも鍵屋さんの中には、見ないように告げる人もいます。玄関開けたら、ゴミ屋敷。今は何をしているかと聞いたら、車業界のフリーライターだという。まったく未知の業種。見たところ、決して羽振りは良くないが、以前からやりたいと言っていた仕事に就き、なんとか実現させている。もう少し、じっくり話しをしたかったのに、別の緊急仕事が入ってしまい、即退散となりました。

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