住宅
TITANキーシリンダー故障
日野市の輸入住宅、親子扉のTITANサムラッチ錠。夜の鍵交換依頼は故障が原因でした。TITANのキーシリンダーは10年ほどで内筒ごとすっぽり抜けています。前回のTITANトラブルもそうでしたが、テールを固定するスナップリングが外れやすいようです。これが外れると一体になった内筒も抜けてしまいます。日本製と違い、US製は作りが雑なんですね。同じものに交換しても寿命が短いので、WEST917ディンプルキーに交換を毎度おすすめしています。合鍵もその場でカットして完了です。キーシリンダーの耐久性は心配ないですが、チューブラデッドの劣化が気になりました。こちらのほうが先に壊れるでしょう。セキスイ浴室空錠取替え
八王子の一戸建て、浴室錠が壊れたトラブルが発生したようです。ラッチボルトが引っ込まず、ドアが開けられない状態。内開ドア、ラッチをうまく攻撃できず、ドリル破壊を考えます。滑り出し窓が開いていると教えられ、ここから浴室に侵入します。体の大きい人は無理でしょう。隙間から入るのは問題ないですが、捕まるものがないので、上体がそのまま床面に落ちそうになる。気合を入れないと怖い。無事に着地出来ました。部材はセキスイの浴室空錠でした。廃盤でなくてよかった。本日は部材を取り寄せて交換となります。
メンテナンス部材の交換なのに、すぐに終わりませんでした。2本脚ビスピッチが44から50になっています。アルミに追加加工を施す。ローズの径が大きくなっており、框の段差で浮いてしまう。ローズの戸先部分を変形させてしっくり収まるようにする。故障したケースの刻印はAGE、今回はCOWです。浸水しないように樹脂パッキンを挟み込むようになっているのが改良点。同じメーカーだけど、ブランドが変わって設計情報が変わってしまったんでしょうか。
kaba補助錠とシリンダー交換
公団住宅で補助錠取付けとシリンダー交換工事です。既存キーシリンダーがU9で主錠HPD、補助錠がNDZとなっています。交換する条件は、空転するセイフティサムターンが付いていること。kabastarはパテント切れでneoに変わっていることは知っていましたが、補助錠もかつての4500シリーズが廃盤とは知りませんでした。必然的にkabastar 6500シリーズを選択することとなります。丸座タイプの6503Rを取り付けることになりました。主錠は、出来ればバリアフリータイプのレバーハンドル錠HPL-40への交換がご希望でしたが、HPD40より長いシリンダーとなります。他社シリンダーHPD40KJを装着すると鍵穴が4mm沈んで、キーヘッドが障害となる可能性があり、メーカーとしても動作保証が出来ないとの回答。主錠はneo同一キーでシリンダー交換のみとなりました。
シリンダー貫通穴は利用できるけど、4点ビス位置は違います。シリンダーカラー外径が小さいので、ドア室外面の地肌が露出した部分をホワイトのタッチペンで塗りました。kabaの取付説明書は、毎度理解するのに時間がかかります。めったに取付けない部材だからですかね。ATライナーをそのまま使うとNDZのデッドボルト高さが2mm違ってきます。ストライクを追加加工するのはやめて、ATライナーを少し加工してデッド位置をあわせました。2個同一キーだと鍵が10本も付属します。また、室内専用のキーが2本ついてきます。在室時には、サムターンを空転モードにしないようメーカーの注意書きがあります。緊急時に外出しようとしても、キーがどこかにあるかわからないようだと、大変な事態になりますね。