住宅
玄関鍵開けと腐敗臭
気持ちが緩んでいる所へ緊急依頼、八王子のマンション一室で安否確認の玄関鍵開けです。警察立会とは聞いていましたが、鑑識車がスタンバイしているとは。その可能性がぐんと高くなり、嫌なプレッシャーかかります。不動産屋さんの報告では、玄関錠が古いGOALの鍵と聞いていたので、ピック類持ってきましたが無駄でした。玄関錠はGOAL5350なので基本ピック無理に近い。鑑識班がいる中で、最短の時間を選択しなければいけません。すき間から既に臭ってきます。「あー臭うな・・」と言ったら、警察官がマスクをくれました。毎度感じることですが、鍵屋の作業スペース、もう少しください。 GOAL面付錠サムターンを咥えてすこんと回します。予想通り、お陀仏でした。真冬でこれだけ臭うので、1週間くらい経っているんでしょうか。60代半ばのおじさん、持病持ちだったらしい。提携先から久しぶりに来た依頼、皆が断って自分に回ってきたおこぼれ依頼でしょう。前もってこういう状況だと毎度わかれば、自分も断りたい。合掌。ポストダイヤル錠交換
マンションのポストダイヤル錠、何か不良が起きてると聞きました。現場で確認すると、つまみ部分が割れていて、外見だけの問題でした。施錠解錠動作は問題ありません。見栄えが悪いので交換することになりました。一番出筋のポストダイヤル錠、昔はtajimaブランドでしたが、今はMETブランドでデザインが変わっています。showaインテグラル錠交換
国分寺市、築40年ほどの玄関ドア錠は、showaのインテグラル錠です。施錠解錠がうまくいかないようで、動作を確認すると、ラッチとデッドが同時に動きます。老朽化すると、定番の動作です。今回は錠セットで交換しました。このshowa玉座は、DAC2と違い、鍵穴を上下逆に変更することが出来ません。機能的には問題ないのですが、鍵穴が逆向きだと、違和感を感じます。昔に比べると玉座の部材を使うことがだいぶ減りました。PRキースイッチのメンテナンス
マンションのエントランス、PRキーがキースイッチの鍵穴に入らないトラブルです。折れた鍵が入っているようだと、管理人さんが言います。覗いてみると、タンブラーがガチガチで回転しません。分解してみると、内筒及びロッキングバーの下には、大量のゴミが集積していました。ゴミのせいで、ロッキングバーが沈んだままになると、構造上タンブラーが回転できません。なので、キーを差し込むことも出来ない状態となります。内筒を分解して洗浄します。相当な使用頻度なのでしょう。雨の日に濡れた鍵を差し込むと、どんどん汚れが蓄積していいます。外筒側に水抜きがある改良型でも、避けられないようです。異物が入っていて、抜けないようだと、破壊することでしかシリンダーを取り外すことが出来ません。厄介な状態になっていなくて、良かったです。