住宅

羽村市の戸建玄関です。TOSTEMのクリエラという玄関ドアは約20年使っているらしい。サムラッチ錠のラッチボルトが十分に引っ込まず、なかなかドアを開けられない状態になっています。年数を経たサムラッチ錠にはよくある不具合です。原因は親指で押し込むサムピースの部品が磨耗で削れているためです。2mmほど削れているので、上下のスライド量が足りません。スライド運動が角芯の回転運動に変わるのですが、本来の角度90度でなく45度しか回らないので、ラッチボルトも半分くらいしか引っ込みません。

当然このパーツだけ注文できるわけではありません。磨耗部分をはんだ付けしてみようかと思いましたが、信頼性に欠ける修理で、トラブルが再発する恐れも否定できません。トステムのメンテナンスパーツがまだ製造されているので、一式交換としました。主錠ケースLE-01補助錠ケースTE-01以外のセット(主錠サムラッチ、室内レバーハンドル、補助錠飾り座内外、上下同一URシリンダー)で交換です。
3月 13, 2010 7:39 PM|
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地元昭島の都営住宅です。横田基地周辺の都営住宅や公団・公社の住宅の玄関錠は、たいていグレモン錠です。グレモン錠は遮音性を高める防音ドアに使われます。グレモン錠は、デッドボルト以外にドア上と下に垂直方向にロッドが突出します。シリンダーはよくあるねじ込み式ですが、通常より厚いドアなので、厚扉用のシリンダーをいつも在庫しています。おじいさんの話を聞くと、ベランダを施錠時に何者かに侵入されて、鍵を1本盗まれたといいます。話はまだまだ続くのですが、経験上これは(被害妄想)で間違いないでしょう。状況説明からすると、論理的に矛盾しており、いくらでも指摘はできます。しかし、残念ながらこういう場合、交換するまでは話が終わらない、もしくは1時間以上かかります。交換すれば安心して納得してもらえるのが事実です。そして、たいてい数週間後か数ヶ月後にリピートの依頼が来ます。カギスターが設けているルールは(このお客さんは次回からカギ交換を受け付けない)です。鍵屋さんによっては、何度も依頼を受けて”食い物”にする人がいます。過去には、kaba elostarという20万円コースの錠前をつけていたおばあさん宅がありました。理不尽なリピート需要をエサにされた玄関ドアを見て、(ハイエナのような鍵屋だ)と思ったことがあります。
3月 11, 2010 8:53 PM|
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小平駅近くアパートの一室ですが、この部屋だけ戸建用玄関ドアになっています。以前は大家さんが住んでいたそうです。築10年以内の戸建玄関によくみられるデザインです。サッシメーカーはTOSTEMが一番多く、ほかに三協やYKKもあります。外観は楕円や丸、色はシルバー、ゴールド、ベージュなどいろいろあり、いずれもカバー違いでシリンダー筐体の形状は同じです。すべてのカバーの色、形状を在庫することは非現実的ですが、シリンダー筐体はWESTの917ディンプルシリンダーですべて置き換えられます。仕入れルートにもよりますが、既存のURシリンダーと同一のシリンダーを取り寄せると、WEST917シリンダーより高い料金になります。サッシメーカーのOEMシリンダーはここ2年くらいで金属価格高騰という建前?なのか、どんどん値段が上がり、防犯性の高いWESTの方が安く交換できます。
3月 8, 2010 7:28 PM|
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若い女性から玄関開けの依頼を受けて八王子のマンションに到着。「子供もいるので早く来てください」と言われたが、玄関ドア前には、年配の女性しかいない。聞くところによると、この人は依頼者のお母さんです。依頼者は出産して退院のため、地方から上京してきたお母さんと赤ん坊と一緒にタクシーに乗って自宅までやってきた、ところが鍵を入れたバッグを旦那さんに渡していたことに気づき、鍵屋を依頼したようです。旦那さんは仕事中で帰宅できず、鍵屋を待つまでの間、真冬なみの寒空の下、戸外で待つこともはばかられる。そこで、またタクシーでいったん病院まで戻り、お母さんだけが玄関に立ち会っている、という状況をようやく理解できました。どうみても善良なお母さん、そして娘の母子健康手帳も持っている。しかし、鍵屋として主観はできるだけ排除しなければならない。居住者が立ち会うことなく解錠作業を開始するのもモラルハザードです。そこで本人に連絡を取ってもらい、また自宅へ向かってもらうように伝えます。依頼者が到着してから解錠作業を始めると、この気温では赤ん坊が心配なので、到着時には玄関ドアが開いているようにすることも伝えました。解錠後、滋賀から上京してきたお母さんと会話しながら玄関ドア前で待ちました。所要時間50分のうち作業時間は5分。こりゃまいったと思いながらも、娘さんに感謝されて、こちらも嬉しいです。
3月 7, 2010 7:14 PM|
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八王子市の戸建玄関です。鍵をどこかに落としたというわけで、従来のURシリンダーから防犯性アップしたJNシリンダーに交換です。URシリンダーでも防犯的には十分ですが、どうせ交換するなら、と高精度のディンプルをリクエストされました。YKKap仕様のシリンダーとは若干色合いとシリンダーの長さが違います。防犯性を上げるためだけに鍵交換、というのはかなり減りました。現在、玄関の鍵を交換する理由の第一位は、引越しですね。次いで鍵をなくした、という理由です。玄関に1時間ほど鍵を挿しっぱなしにしていたので、誰かにキーNoを見られて覚えられたかも知れない、という理由で交換した依頼も過去にはありました。
5年前よりも10年前よりも、鍵に対する意識は確実に変わりましたね。
3月 6, 2010 8:17 PM|
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