仏の首に縄

プッシュプル錠

プッシュプル錠

安否確認玄関ドア解錠、偏心サムターン2ロックのプッシュプル錠です。到着した直後消防車が数台、レスキュー軍団が来た時点で自分が作業できる時間的余裕はないだろうと確信したので放置。隣の空き部屋から命綱つけてベランダ伝いにレスキュー隊員が掃き出し窓を割、室内に侵入、玄関ドアを開けました。こういうことになるなら、依頼受けなきゃよかったと毎度思うのですが、依頼した管理会社も警察呼んでいきなり、このような状況は想定外のはずです。出動前に入居者は無断欠勤したことのない人物で、会社同僚が立ち会うこと、両親とも連絡が取れない、最悪のケースがあることは聞いていました。帰り支度で玄関前に置いた工具を手にするとき、玄関ドア前に、靴箱に座ってよりかかる仏、中年男性の首に縄がかけられているのが視界に入ってしまいました。レスキュー隊員がAEDで蘇生を始めていますが、当然無駄に終わりました。一瞬とはいえ、初めて現場で仏の顔を見てしまいました。過去に何度か経験した仏は、玄関ドアから見えない位置でしたので良かったのですが、20年のキャリアで来るべき経験をしたようです。レスキューが来なければ、解錠後、自分が直接最初に対面していたわけなので、結果としては幸運でした。

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