9月2010

ビート鍵なし作成

ホンダビート
奥多摩湖近くのキャンプ場でビートの鍵をなくしたそうです。夏場に奥多摩へ来るのは2回目。例年より少ない。100分かかって到着したのは、日没時。大雨を心配していましたが、台風が熱帯低気圧に変わり、現場の雨は小康状態。ツイテル。まだ現役のビートが走ってるんだなあ。以前車屋で働いていたときに乗ったことがあります。着座位置がやたら低いので、50kmの速度でもスピード感があり、楽しい車でした。現代の衝突安全基準では、製造販売なんてできないでしょう。
ビートat奥多摩湖
作業中、キャンプ場での歓声が聞こえてきます。みんなで歌を歌ったり?大声ではしゃいでいる。どうも学生の集まりらしい。ホンダの6段差は、デプスが1つ分違っても、結構スムーズに廻る。2本作って、どちらが完全な正解か不明。一応すべての鍵穴でも問題なく廻るのでよしとする。お客さんに鍵を渡すと、速攻で峠道を走って行きました。何かがおかしい。
あっお釣りを渡すのを忘れた!携帯に電話しても応答なし。カギスターみたいにイヤホンマイクして、自動着信にしてる人はめったにいない。峠道の運転中に電話に出るはずもないか。ようやく連絡を取れたのは1時間後・・・幸い自宅からそれほど遠くないので助かりました。お釣りを届けにいくことになるとは、どうにも間抜けだ。

ステージアインロック

ステージア
久々の早朝インロック。オペレータが「ふっき」と言った、福生の現場、ステージア、6:30到着。以前は出勤前の閉じこみ、多かったなあ。出勤に使う車のインロックだから、早く早くと急かされる。でも7時台だと、すでに朝の渋滞が始まっていて、どうにもならない。そういう状況でも、平静を保てる性格の方が、鍵屋には向いているのかも知れない。イライラの伝染を受けやすいと、精神衛生上、よろしくない。さて、たまに鍵屋のピッキング作業に強く好奇心を抱く人がいる。今回の若者がそうでした。
「うわ、なんだ!」「すげーすげー」「開いちゃったよ、おい」
せりふが面白いので、つい笑いそうになりました。免許証を確認すると、平成生まれの若者でした。バイクだと、結構多いのだけど、車でも時々出くわすようになりました。年月を経たものだ。

鍵穴に接着剤注入

WEST戸先鎌錠
また、置き引き被害です。旅行先からの帰り道、バッグごと盗まれたらしい。立川市の戸建築浅、玄関2ロックは暫定的な交換をします。キッチンにある勝手口引戸の鍵もバッグに入っていたので、交換したほうがいいのかどうか。初めて見るWEST戸先鎌錠、ディンプルキーのショート版です。シリンダーのみの取り寄せが可能なのか。とりあえず取り外してみました。YKKのOEMだと、結構な金額になるかも知れない。お客さん、そもそも勝手口ドアの鍵穴を使うことはないといいます。勝手口ドアは、ほとんどの人が室内からの開け閉めしか行いません。じゃあ、鍵穴に瞬間接着剤を注入すれば、0円で既存の鍵を使えなくすることができます。内締機能のみの戸先鎌錠となりました。

面付HPDの不具合

面付錠HPD
鍵の調子がおかしいので、鍵を交換したいとの申し出がありました。公団住宅のMIWA面付錠はHPD、よくみかける公団錠です。ノブを回そうにも、重くて固い。ノブを回すと、ラッチが引っ込んだまま。ケース固定ビス1本をゆるゆるにすれば不具合解消するが、少しでも閉めると、また不具合再現。こういう状態は何度か経験しているので、
「調整すれば、スムーズに動くようになりますよ」と簡単に答えてしまいました。
MIWA HPD
ところが、大はまり。取付板3点ビスの位置、ケースの位置をいろいろと変えてトライアンドエラーを何十回も繰り返す。今までは、これで解決したのだけど・・・よじれが原因?ラッチバーが深く入りすぎてる?リフォームで塗り重ねた塗装の厚み?扉厚はちゃんと36ある。ためしに取付板の下に2mmスペーサーをかませてみても、ケース固定ビスを閉めると、やはりNG。過去にはシリンダーがラッチバーに干渉している場合もあったので、シリンダーを取り外して動作確認してみる。状態は同じで、やはりうまく動作しない。結局ケースとドア面の間に2mmスペーサーを挟み込み、スムーズな動作になると判明。浮いた2mm分隙間が出来るが、お客さんに了承を得る。予定時間10分の交換作業が2時間になりました。結構うんざりする。ケース単体では、問題なく動作するだけに、ケースごと交換しても、同じ状態になる気がする。とにかく、摩訶不思議な不具合でした。たかがシリンダー交換でも、こんなにはまることって、あるんだなあ。

タンドラ荷台のエースキー?

エースキー
入間の中古車屋さんから見積り依頼です。車はUSA TOYOTA 2000yのピックアップトラック、タンドラです。荷台の後部、左右両端にカムラッチが付いています。販売した車両にキーがないため、荷台カバーが風にあおられて、上がってしまうそう。カムラッチが純正なのか、後付なのかも不明。鍵穴を見ると、エースキーに見えます。日本製の良く見かけるエースキーよりも径は大きい。覗いてみるとピンはない。形状さえ合えば廻る出来合いキーのようです。
カムラッチ
とりあえず、日本の産業用ロックメーカー、タキゲンやLAMPのカタログを検索。でも、これほどビッグサイズのカムラッチはない。置き換えるのは厳しそう。特注で作ってもらうと、料金はつりあがる。出来合いキーだけ入手できないだろうか、とひたすらネット検索。アメリカのメーカーで、これがvise action compression latchなる製品だと分かりました。納期は1月かかりますが、なんとか日本の代理店を見つけて発注できました。

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