住宅

U1サムターン回し

U1サムターン

U1サムターン

八王子の賃貸マンションは空室です。退去者から鍵を返却されないままなので玄関ドア解錠依頼となりました。miwaプッシュプル錠、確認するとU1防犯サムターンの2ロック、施錠は上の錠のみでした。久しぶりなので時間がかるかと思ったら、あっさり一発で咥えて解錠方向へ回転できました。管理会社営業マンが先日立ち会った執行現場では、同様の錠前解錠で、引き連れてきた鍵屋さんが解錠できず破綻となり合計3時間かかった挙げ句、ドア表面にも傷がついて補修することになったそうです。昔は裁判所登録の鍵屋と言えば、凄腕の解錠技術を持った鍵師のエピソードをよく聞きました。昨今は引退した鍵屋さんが世代交代して、しかも裁判所登録したがらない鍵屋ばかりになったのではないかと思います。偏屈な執行官が多く、鍵屋を魔法使いと勘違いしている人も結構いたので、数分で無傷解錠して当たり前、くらいの感覚を持っていたのでしょう。超絶凄腕の師匠も不快な思いをすることが多く、裁判所の仕事から撤退しました。とりあえず昨今の裁判所登録鍵屋は、一般鍵師よりもレベルが低い可能性がありそうです。

LXサムターン故障

LXサムターン

LXサムターン

紹介された現場は、立川市のマンション玄関ドア、施錠解錠がうまく機能しないとの症状です。GOAL LXの錠は古いが、キーシリンダーに問題はありません。サムターンを押し付けながら回すと施錠解錠できますが、押し付けないと空回りすることがわかりました。錠ケースとのかみ合わせ部分が摩耗しているかと疑いましたが、原因はサムターン軸根元スプリングの劣化にあるようです。遊びが大きくなってぐらつくので、つまみが浮いて指の力が錠ケースに伝わりません。修理よりも防犯サムターンTMBで交換するほうが理にかなっており、お勧めしたところ了承してもらいました。
LX TMB

LX TMB

スライドつまみを押し込みながら施錠解錠するサムターンは、ただ回すだけだと空転します。研究用に購入していた長期在庫が役立ちました。サムターンの故障は珍しく、今までに2回くらいしかありません。LXサムターン故障は初めてでした。

仕事納めは解錠キャンセル

玄関ドアプッシュプル

玄関ドアプッシュプル

家賃滞納の常連という入居者の解錠依頼が入りました。30日となると道路はスイスイ、八王子のマンションに到着です。以前解錠したことのある物件で、確かスイッチサムターンだったかと記憶を辿りながら作業します。プッシュプルハンドルに傘が4本もぶら下がっている事自体、妙な感じです。ドアスコープがなかなか取れません。そのとき玄関ドア内側から異音、入居者がドアを開けました。居留守はよくあることで、インターホンは基本的に皆無視します。警察官立会いで且つ解錠作業の音がしない限り、ドアを開けない居留守が増えました。先日の安否確認鍵開けは、警察官が室内で老齢男性が首を吊っているのを現認しました。本日立ち会った管理会社にその後の顛末を聞くと、身寄りがないので、未だ死亡届が受理されていないとのことでした。世知辛い世相が常態化しつつある中で、今年最後の現場仕事となりました。

電動サムターンのシル交換

三協アルミ

三協アルミ

戸建ての所有者が変わったことによる鍵交換依頼です。調べたところ、玄関ドアは三協アルミ、キーガルという電動サムターンです。リモコンWD4241は、既存のリモコンを抹消して再度登録すれば、前オーナーが追加リモコンを持っていたとしても、使用できなくなるので、その手順書を渡しました。メカニカルキーはMIWA URですが、今回これをWEST 917に交換します。
917シリンダー

917シリンダー

下側シリンダーにはリモコンキーの受光部、裏側には電子回路基盤があります。シリンダーカラーは流用して、シリンダーボディを交換しました。既に廃盤の商品ですが、上下サムターン連動で施錠でき、施錠忘れにも対応しているので、便利な電気錠です。

鎌デッドのドア建付

u-shin SLA

u-shin SLA

あきる野市の戸建て貸家、玄関ドア鍵交換の現場です。交換は5分で終了ですが、建付けが非常に悪く、これに時間を要しました。錠はu-shin SLAなので、玄関ドアは近年交換しているようですが、ドア丁番側が沈み、戸先の上部が枠と擦れて、ドアを開けるのに強い力が必要です。躯体自体の変形なのか、ドア取付施工時の不良と思われます。まずは丁番おこしで、調整して、ドア擦れを解消します。しかし、デッドボルトがストライクに入らないので、鍵での施錠開錠ができません。鎌デッドがストライクプレート上部にぶつかる状態でした。
ストライク修正

ストライク修正

ストライクとトロよけを外し、切り欠きを上側に2mm拡張します。さらにドアと枠のチリが大きいため、ストライクを2mm浮かすべく、ワッシャーを挟み込みました。防犯性を高めるため、鎌形状のデッドボルトの錠が多くなりましたが、こういう錠は建付けのズレの影響を受けやすいです。精度が低い施工、あるいは地震の影響で施錠開錠がスムーズに動作しないケースも増えてくると思います。

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